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春とか、朝というもの
幾度も、 お葉書をいただき、感謝しております。 よき道をと、御言葉をいただきました。 「その時、あなたは労苦を忘れ それを過ぎ去った水のように思うだろう。 人生は真昼より明るくなる。 暗かったが、朝のようになるだろう。」 ヨブ記11:16~17 ひさしぶりに詩が書けました。 僕は、この世に生かされています。 拙作ですが、ご笑覧ください。 「春とか、朝というもの」 知ることはできない そこに在る 朝はとつぜんに訪れ それは圧倒的にひかりの量で示される うまれかわったばかりの蝶がとび 目立たぬ草木にも花を恵む 循環の日々に立つ 奇蹟は確かにある それなのに 春は人の認知現象にすぎないと 醒めた僕はうそぶき 朝の実体は言葉でしかないとけなした 先生、 僕は47年あまり生きてきたのです。 屈辱と苦労の多かった日々でした。 徐々に、心は、平穏に過ぎて行くようになりました。 経験というものは、まさに一身の財産です。 自意識は薄くなりつつあります。何が恥であるか、多少なりとも心得ました。 年齢を重ねるにつれ、世の中というか世界は、ますます不可思議なものに思えます。 マスコミが提示するような価値観は、とうにぺらぺらの広告紙面だと気付いております。それでも、手のとどかぬステイタスにはいまだに羨望するような心持ちです。 今はとにかく、まじめに取り組んでみようとしています。何にしてもです。 平成29年3月31日 深尾貞一郎
春とか、朝というもの ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1185.7
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 4
作成日時 2020-11-25
コメント日時 2020-11-28
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 4 | 4 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ある年齢を境に卒業ばかりがまっている 入学はなく卒業ばかり そのような気持ちになりました
0執着からの卒業とかはあります。さみしさとか、無知からくる執着が多かったように思います。 結構、身軽になり心の自由が増えました。そして年齢的にポンコツになってます。良いことです。 自由が増えたぶん、多少は人にやさしくなれたように思います。
0この作品は、語り手が先生にあてた文章で、作中作のかたちで「春〜」が挿入されています。 朝はとつぜんに訪れ それは圧倒的にひかりの量で示される ここを読んだときに、前述された先生からもらったヨブ記の、 人生は真昼より明るくなる。 暗かったが、朝のようになるだろう。 というところが呼び起こされる。ヨブ記に多少なりとも感化されたような、そんな作為というか、繋がりが垣間見えておもしろかったです。 ひかりの量で示される という文は特に良かったです。 言葉でしかないと貶す語り手の言葉とは思えないほど。
0お褒めいただき、ありがとうございます。 感想をいただいたので、気持ちも明るくなりました。 心のなかにある、朝のようなものを無くさないでいたいです。
0お読みくださり、ありがとうございます。 考えていたことを、そのまま書いたように記憶しています。 共感していただき、嬉しく思います。
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