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私の欠片は朝焼けの中
朝焼けの中、君が眠るの待っている 女の酔っ払いの歌声が 感情を吐露、雪の上 震える魂、血反吐を吐いて 静寂の中に降り続けた雪が 言葉にならない感情を覆い隠した 誰も見ていなくたって 川は流れる花は咲く 私だって 頼まれなくたって 呼吸する すきあらば、なげく よのなか、かなしいことばかり くりかえし、わらう あほうのように、かなしくて 自問自答しながら崩れ落ちる 私の心を抱きしめて 自尊心が埋もれていく 誰にも気付かれず 穏やかに埋もれていく 冷たい冷たい雪の中 誰も聞いてなくてたって 風の吹く音木々の揺れる音 私の心臓だって 誰にも気付かれなくても 動いている とめどなく、わきでることば きりのなく、あふれることば いいたいことは そんなにないのに ふるいに掛ける、君の首に手を掛ける 自問自答しながら浮かび上がった 私の悪に慄いて よのなかには かなしい、ことばが あるれている あぶくのように、わきでる 女の酔っ払いの歌声は やがて聞こえなくなった 苦学生の新聞配達は 動き出し 朝焼けに雪は溶け出し 私の欠片は その中で輝いた
私の欠片は朝焼けの中 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 779.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-08-11
コメント日時 2017-08-20
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
済みません、コメントを書く前に間違えて送信ボタンを先に押してしまいました。 初めまして。 自分の中にある、悲しみや、何とも言えない複雑な感情を、なんとか表現しようとしているような印象を受けました。 特に、平仮名のみで書かれている連が入れられているのが、新鮮な感じを出していると思います。
0思いのたけを(酒の力を借りたとしても)叫ぶことのできる〈女の酔っ払い〉と、抑制してしまう、内におさめてしまう、〈私〉・・・。〈誰も見ていなくたって/ 川は流れる花は咲く〉〈自尊心が埋もれていく/ 誰にも気付かれず〉〈誰も聞いてなくてたって/ 風の吹く音木々の揺れる音〉〈私の心臓だって/ 誰にも気付かれなくても/ 動いている〉この繰り返しが印象に残ります。 〈君〉と〈女の酔っ払い〉は同一人物なのか、どうか。〈私の欠片〉とは、誰か、何か。〈雪〉は、心を凍てつかせるもの、の暗喩なのか、実際に降った薄雪、なのか・・・そこを明示する必要はないと思いますが、君と私、の関係性(特に首を絞める、というような、ある種、センセーショナルな行為が入って来ることもあり)が、もう少し、はっきりと出ていると伝わりやすかったかな、と思いました。 m.tasaki さんも触れておられますが、途中に平仮名多様で挿入される歌のような部分(3、6、8連)が面白い。ここを一字下げにして、詩形全体にメリハリをつけてもよいかもしれない、と思いました。
0花緒さん ご評価頂きありがとうございます。 書いているうちに何を書いているのか分からなくなってきて、どうしょうもないので、外で歌っていた女の酔っ払いの登場させました。 m.tasakiさん コメントありがとうございます。 ひらがなになっていくのは、だんだん意識が朦朧としていった感じを出したいと思ってそうしました。 新鮮に感じて頂き、うれしいです。 まりもさん コメント頂きありがとうございます。 登場人物の関係性があいまいになっていたのは、反省しています。もう少し整理をしないとわかりずらいなぁと 読み直して思いました。 また詩の形に気をつけて、メリハリが出るように進めみます。
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