烏頭 - B-REVIEW
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烏頭    

アトリエを改修して 重い荷物を運び込む 雲は入らない 軽いけれども体積が有りすぎて 雲で造形したヒーローなら アベルを番犬にして 二、三体既に入れた 痴愚神を召喚する馬鹿の気配 虹を作り出す雨を 窓を開けて入れた 辞意を固めたヒーローたちに 私はノット回路を浴びせて ヒーローたちの頭を烏頭にした


烏頭 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 1908.6
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-06-26
コメント日時 2020-07-10
#現代詩
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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音韻00
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閲覧指数:1908.6
2025/04/11 09時53分37秒現在
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    作品に書かれた推薦文

烏頭 コメントセクション

コメント数(6)
こうだたけみ
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(2020-06-29)

エイクピアさんへ 安定のエイクピア節だ!ってよろこんでいるのですが失礼だったらごめんなさい。 エイクピアさんの書かれる詩は読んでいるとあちこちのボタンがかけ違っていく映像を見せられているような感覚がして、ムズムズするようななんだか笑い出したくなるような奇妙な体験ができて、いつでもたのしいです。 今回の「烏頭」は、「うず」なのか「うとう」なのか「からすがしら」なのか「からすあたま」なのかわからないけれども、個人的にはタイトルを「うず」と読んで回路からの渦へとつなげたいし、最後は「からすあたま」と読んで鶏よりは賢いくらいのカラス頭にされてしまうヒーローたちを想像して「怖!」ってなりつつたのしみたい、と思った次第です。

1
エイクピア
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(2020-06-30)

こうだたけみさんコメントを有難う御座います。そうですね、鴉の頭と言ったニュアンスが浮かんだのですが、よくよく調べてみるとうずと読んでトリカブトの意味が。嘗てあった事件も含めて、興味深く思ったのですが、当方化学に詳しくないので、この詩ではやはり鴉の頭と言ったニュアンスです。

1
あん
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(2020-07-01)

一行一行に詩人独特の表現があって、 いい意味で、一行一行に引っ掛かりながら読んでしまう。 そんな魅力ある詩でした。 個人的には、アトリエに入らなった雲と、入った雨の表現が好きです。

1
エイクピア
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(2020-07-01)

あんさんコメントを有難う御座います。そうですね、雲は軽そうでいくらでも入るのかもしれませんが、充満すると厄介だろうなと言うニュアンスでした。虹が出来る原因である雨は、ちょっとした戦略性ですね、花を咲かせるために、苗から育てるとか、米を収穫するために、種籾から育てると言ったニュアンスでした。

0
千才森 万葉
千才森 万葉
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(2020-07-10)

 今までの作品と比べて、すごくイメージしやすかったですね。大きなテーマを設けているわけでは無く、日常の一コマを描いているように見えました。違ったらすみません。  最後のヒーローたちを烏頭にしてしまうのが面白かったです。3歩歩くと忘れてしまうと言う鳥頭に対して、賢いと言われている烏。辞意を固めたとしてもアトリエの出口に辿り着くまで覚えていられるかどうかが見物になりそう。  雲は入らないけど、雨を取り入れてアトリエの中に虹を生み出そうとする考え方なんかもコミカルで軽く、面白かったです。  そうそう、ノット回路とは電子回路で、入力された情報の正負を逆転させて出力させる回路のことかな。ちょっと調べてみました。逆転させる回路を浴びて生まれる鴉の頭はどんな感じなのだろうとか、うんうん、悩みましたね。

1
エイクピア
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(2020-07-29)

千才森 万葉さんコメントを有難う御座います。烏頭は様々な意味があり、使用には迷いがあったのですが、比較的ネガティブな意味で使ったと思います。ノット回路は唐突であったと思いますし、もう少し大展開出来たかなあと自分では思うのですが、あまり常識的な意味は念頭に無く、感覚的に使ったと思うので、そこら辺りは若干後悔があります。虹はメインみたいなところがあるので、思い入れたっぷりでした。

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