みすてり - B-REVIEW
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みすてり    

伏線とは、読者を惑わすためのものではなく、 読者をからかうためのものでもなく、 解釈を促し黙考させるためのものでもなく、 作者の賢しさを披露するためのものでもなく、 ましてや怪奇な装飾のためのものでもなく、 ただ、結末へ向かうための足がかりであり、 結末へ向かうための案内板であり、 結末が自らの通った道に残す足跡であり、 結末を構成するための小さな要素であり、 結末へ向かうための切符であり、 ただそれだけだ。 それだけの、そのかすかなみちしるべに、 こんなにも栞は踊るのだ。 さて、それで、次の頁にはなにがある?


みすてり ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 1537.7
お気に入り数: 2
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-06-16
コメント日時 2020-06-23
#現代詩
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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音韻00
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閲覧指数:1537.7
2025/04/11 09時53分26秒現在
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    作品に書かれた推薦文

みすてり コメントセクション

コメント数(5)
鳴海幸子
作品へ
(2020-06-16)

即興で返詩を。 「みすてり」を読む、 あなたの目だけが 「みすてり」の手がかり だったので、 手すさびに栞を 手にとりながら 「みすてり」を読む、 あなたの目のけが さようなら、「みすてり」 もう終点だ、「みすてり」 手すさびの切符は 改札に通して もう会いはしないね わたしあなたをみすてり

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鳴海幸子
鳴海幸子さんへ
(2020-06-16)

大変申し訳ございません。作品には全く関係ないところですが、「見捨て(下二・連用)・たり」としかなりませんね。 「ミステリ」という呼称に引っかかるところがあって、ひらがなだし、なにか意味があるのかなと思って読んだところ、そうでもなさそうなのが残念に思い、作ってしまいました。でも、Wikipediaでも「ミステリー」ではなく、「ミステリ」で載っているし、そっちが一般的なのかな。鳴海

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墨野みどり
墨野みどり
鳴海幸子さんへ
(2020-06-17)

作中まったく言及していなかったので言い当てられてどきりとしてしまいました。 幼い頃に読んで、幼心に大変衝撃を受けた記憶のある児童書のミステリを、廃品回収に出した時のことを書いたものだったのですが、どうしても「本を廃品に」してしまうことを書けずタイトルに託した次第です。 蛇足のようなことを書くのはどうかと悩んだのですが、あんまり嬉しかったのでコメントさせて頂きました。 お読みくださり、ありがとうございました。

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白目巳之三郎
作品へ
(2020-06-18)

読書の歓び(?)のようなものを十全に感じさせてくれる詩句でとても心ふるわせてもらいました。全く文句がないというのを前提にして、望んでしまったと言ったらよいのでしょうか、もうひとひねり何かを語ってほしかったと思ってしまいました(笑)「ただそれだけだ。/それだけの、そのかすかなみちしるべに、/こんなにも栞は踊るのだ。」この辺の裏側にあるもの、と言ったらよいのか、私自身も分かりませんが、とにかく、プラスアルファを望んでしまう、とても読んでいて心地よい詩でした。ありがとうございます。

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ほば
作品へ
(2020-06-23)

伏線とは真実に至るための必然であり、それはまた必ずあるものであるからある意味で当たり前でありふれたものでもある。だけれどもそれが解っていながらミステリを読む僕たちはわくわくとページをめくり、これは伏線だろうか?いや、あれが伏線だったのかもと栞を挟んで行きつ戻りつ、ミステリでなくとも良い小説を読むとあるなぁ、とおもいながら楽しく読ませて頂きました。ただ、こんなにも栞は踊るのだ、のと最終行の間に何かあるような気がして、それは書き手固有の実感、例えば初めて読んだミステリの名前かもしれないし、それを読んでいたときのエピソードかもしれない、そこが表れるならこの詩はさらに味わい深いものになると感じます。

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