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望遠とパイプ管
夜行に乗る 閉じられたカーテンから ヘッドライトを覗いて 首を少し傾けて ゆっくりと瞼を下ろせば 誰でも詩人である 夜歩きに出る 風と風の隙間から 切れかけの街灯を見やる 顔を俯けさせて 僅かばかりの紫煙を吐き出せば 誰でも詩人である 夜独りになる 開け放たれた窓から 向かいの家を計る 目を背けて 一筋の感慨を垂らせば 誰でも詩人である 旅路と 悪癖と 自責があれば 無機物に泣いたら 誰でも詩人である
望遠とパイプ管 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1605.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 11
作成日時 2019-12-10
コメント日時 2020-01-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 6 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 2 | 2 |
総合ポイント | 11 | 8 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.5 | 1.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0.3 | 0 |
構成 | 0.5 | 0.5 |
総合 | 2.8 | 2.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
なぜか心がいっぱいになる景色。 読んで清々しい気持ちになりました。
0前作から進化した印象を受けました。 抒情的な風景と詩人を結合させた文は読者に静かな印象を与えてくれます。詩を書いている者として、分かる、という感触がしました。 若干迫力に欠けるのではとも感じます。事実を淡々と書いているストーリーですので、なにか目を見張るような変化を付けられるとさらに良くなると考えました。
0蕪城一花様> ありがとうございます。そう感じていただけたら、幸いです。
0ふじりゅう様> ありがとうございます。確かに淡々と語ってしまっている節がありますね。今後推敲していきたいと思います。
0沙一様> ありがとうございます。古風さは意識していたところだったので、そう言っていただけて嬉しいです。タイトルも今後はより深く考えていきたいと思います。
0AB様> ありがとうございます。おだやかに波風立たないように作ってみました。心地よさを感じていただけたなら幸いです。
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