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相応しい朝焼け
はじめから はじまりから 離反している俺が そのようで然るべき 俺であった ならば ふさわしい朝焼け(そうなのか そらんじている(暗く 円状の淵の全面と後面を、 泥土とモバイルバッテリーだ この先生きている輝点は 反映下残留物事(ああしっかりと湿っているこの綿は 透けていればいいのですか 底深くにあれば反映せずに、その、廃化しないままで点灯して、 その、固有している俺が、 肺の中の血痰を経てまでも 詩が 詩のようなものが書けそうな気がするんよ * 日常に遅れろ * 黒い唾液の印字された紙面の水路なんか 俺はもう飽き飽きしている * 直立している そのうえ 酸化した地場の俺たち 面差しは垂直に抗っているけれど * 君たちは僕の中にある匿名の箱の許すまいと固持しようとする入れ物の蓋をこじ開けようとする * 彼の陰を支配している黒光がある いたるところにある 目を凝らして映る夜の欠陥を僕は井の中を覗き込む意志で鞭を握る圧力で 全身という全身の肉体から全神経という全神経を吸い出してそこへ放り込むんだ 灰の蛆みたいに俺の神経はうねるわくるうわ(発狂したてんかんの舞(焼却しても変わらない 微細なことに保持しようとせめぎ合う君たちは僕らに見えない微細なペーストの一片一片を占拠しようとせめぎ合う君たちは僕らの寝息に混じる磁場みたいな歪みを堅持しようとせめぎ合う君たちは僕らの心音の一房一房を鈍痛ににじり寄って奪う、 君たち! ほうら狂うわ踊るわてんでわ分らんわ空だわ青と呼ぶらしい空だわ澄み切った呼ぶらしい空だわ ああ( ァ ! ) でもつま先の床についてなくて分霊された虚体空間を凝縮していく皮膚触れる空間だったわ 青く見えてんのは紙面の燃えカスだ 俺ん中の泥水 一面にはまた水域 認識に仮住まう傲慢な主体たち(ソウ!と言い切っていられない) 〈〈 River to the River to the River to the River to the River to the River to the… 〉〉 2229ペイジの溺死 失ったパルプたちは再び果てを擦り違え、 半動体 と言ってもいい 帰路 と言ってもいい ところで、 尾と呼ぶからには緒の根があったり 端正な人工物の空が敷き詰められていたり 真っ白な手(テ?)が思っていたより雪面でフシゼンな美しさだと呼ばれていたりする 果て? 時軸をいつまでも崩れた温度の弄ばれるペイストしている、としても、 としても、だ 幾何学のような棒振り 幹が吹きゆかれていかないようなパルプを紙面にしてさ という規定を我なりに支配して 向こう側で冷え切った蝋燭の永続した炎を慈しむイレイサーなんかで 挫かれない無季節の綴りの 上流だ、 俺(ore oe 無在 非 抗)で ニーチェは黙らせておけよ * 塵袋の訴えが満たされた ら 焼き捨てた辞書の灰の悲しみ(下流にて俺は * もよおす 前提な苦痛 だから嘆き つまり関節 農夫の浮き出た欠陥の外膜でさえ つまり関節 地下牢は他閉的に受け止めるしかないんだ つまり関節 、 から 破損を補うばかりの ひるがえした前方方向の摂食 決して液体で 食塩濃度の遠のいた そのマイナスが張り付いて凍傷してしまうが
相応しい朝焼け ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1469.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2019-12-05
コメント日時 2019-12-15
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 4 | 4 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 7 | 7 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 4 | 4 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 7 | 7 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
きわめて前衛性の濃い作品。これで詩が書けると言う立脚点を模索して居る様な詩、のように思えました。スタートラインを模索した苦闘と言えばいいのでしょうか。前衛性が高く読解が難しいと思うのですが、詩の詩、メタ詩みたいな印象を持ちました。
0>真っ白な手(テ?)が思っていたより雪面でフシゼンな美しさだと呼ばれていたりする >果て? ここアガる。イケてる。
0拝読しました。前衛的といいますか、尖った作品のように見受けられます。()などの記号を多用した、事実と思考のギャップを同時に綴ったような詩句は魅力的に感じます。 他方、読むにはやや冗長にも感じました。一貫して特徴的な作風ですので、逆に抑揚に欠ける印象がありました。
0素敵ですね。 詩が 詩のようなものが書けそうな気がするんよ これがあるから言葉がまとまってる。 ラストの〆もなんだか良いです。 多くをしらなくても楽しんでいける。
0コメントありがとうございます。この詩は、私が19年の4月頃に書いたもので、それから随分立って、きちんと誰かに読んでもらい、批評をいただいたほうがいいだろうと考え直し、こうして投稿されたという経緯があります。以下で気になったコメント部分を選び、できる範囲で返答してみようと思います。 エイクピアさんが「スタートラインを模索した苦闘と言えばいいのでしょうか。前衛性が高く読解が難しいと思うのですが、詩の詩、メタ詩みたいな印象を持ちました。」と書かれましたが、私自身は前衛性を狙って書いたわけではなく、書いたらこうなってしまったという次第でした。 ふじりゅうさんが「他方、読むにはやや冗長にも感じました。一貫して特徴的な作風ですので、逆に抑揚に欠ける印象がありました。」と書かれていましたが、私もややそのように思います。構成の意識が薄かったためにこうなったと思われます。 みなさんコメントありがとうございました。
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