作品投稿掲示板 - B-REVIEW

石手午


投稿作品数: 1
総コメント数: 2
今月は0作品にコメントを付与しました。
プロフィール
記録
プロフィールはありません

石手午の記録 ON_B-REVIEW・・・・

投稿者の燈火

投稿作品数バッジ(くわしく)
獲得バッジ数

コメントありがとうございます。この詩は、私が19年の4月頃に書いたもので、それから随分立って、きちんと誰かに読んでもらい、批評をいただいたほうがいいだろうと考え直し、こうして投稿されたという経緯があります。以下で気になったコメント部分を選び、できる範囲で返答してみようと思います。 エイクピアさんが「スタートラインを模索した苦闘と言えばいいのでしょうか。前衛性が高く読解が難しいと思うのですが、詩の詩、メタ詩みたいな印象を持ちました。」と書かれましたが、私自身は前衛性を狙って書いたわけではなく、書いたらこうなってしまったという次第でした。 ふじりゅうさんが「他方、読むにはやや冗長にも感じました。一貫して特徴的な作風ですので、逆に抑揚に欠ける印象がありました。」と書かれていましたが、私もややそのように思います。構成の意識が薄かったためにこうなったと思われます。 みなさんコメントありがとうございました。 (相応しい朝焼け)

2019-12-15

詩の構造をうまく生かされていると思います。 前半二連はひらがなを使うことで、ひらがなの持つ簡素な卒直性が上手に効果を出しています。とりわけ「あたい」と書かれた主体が、後半4連では「俺」に変えられたことはその効果がよく出ていて、より内省的な言葉、つまり内声のかぼそさが、後半の力強い印象と対照になってよく強調されています。また、以降の部分(後半部と呼んでみます)との分岐点になっている「<四行の消し跡>」は、この2連が外部に漏らせないどころか、自分でさえ正面から向き合うことに躊躇を覚えるような内奥の声であることを、ずっと印象づけて印象的な句で、私はここが全体の中でもとりわけ気に入りました。 後半部、「それもやがて沈静されて行くのだ」まではどちらかと言えば現実的な描写ですが、その後の2連は現実からより乖離した描写になっていきます。現実と詩的世界の融和、両立がとても上手で、現実の悲歌的な側面が生み出されていると思いました。 (ラベル)

2019-12-15