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でたらめ
生垣のそばにはあおむらさきの花が すっぱい赤い実をつけていた、 ふるえるものがひらこうとして、 そのまんなかにあまぐもがあった、 かぜが忘れられた影になげかけられ 流れていくものがあった、 やさしいはなしかたの祖父と 庭のこと、あめは、 わたしたちのうえで、点字にかわる、 降り止まないことばだった、 赤い実を食べてはいけない 食べたら阿保になる、 どしゃ降りのなかで 祖父の着流しがすけて、 ブリーフだけがくちぐせのように そうお祈りをする、
でたらめ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1629.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 11
作成日時 2019-10-25
コメント日時 2019-11-01
項目 | 全期間(2024/12/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 4 | 4 |
総合ポイント | 11 | 11 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 4 | 4 |
総合 | 11 | 11 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
赤い実が何なのか気になりました。最初グミを想像したのですが、花が青紫とのことで違うかもですね。 言葉にいくつかの意味が込められているように感じて楽しかったです。
010年以上直接やりとりしていないある詩友を彷彿とさせる独特のリズム感とでたらめさ加減がこの詩にはあります。ちなみに「あほ」には「阿呆」という字を当てるほうが私は好きです。「阿」は中国・三国時代以降に広まった、親しみの気持ちを込めて人を呼ぶときにつける接頭辞だと考えることができます。例えば劉備の子劉禅の幼名が阿斗となっていますがあれは「斗ちゃん」という意味ですし、20世紀まで時をくだっても魯迅に阿Qという主人公がいるでしょう? 阿呆は実際もとは中国江南の言葉で「おまぬけちゃん」くらいの意味でした。阿保とするとそういうのがよくわかんなくなるというか、保はお守りをする人という意味になってくるのかな? うーん。この詩ではしかし明らかに呆ちゃんのことを言わんとしているでしょう?
0あ、そっかこの阿保はアホじゃなくてアボって読むのかな。知り合いのDJにアボくんという人がいて、本名が阿保だった気がします。だとするとこの阿保は誤変換じゃなくて、読者の予想を裏切って「食べたら(一般名詞の)アホになる」ではなく「食べたら(固有名詞の)アボさんになる」って言ってるのかな。
0みつきさんたのしんでいただけたのならよかったのかもしれないなと思いました。コメントをありがとうございました。 原口昇平さん誤変換っす。すみません。コメントをありがとうございました。
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