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ゆめうつつ
ゆめうつつ (よぞらが、うやむやにらっかして、一枚の布に、人々がねころがるよる。光るネコのおめめから、この世界の、裂け目がやみを、こんやも作り出して、ねむる) おやすみなさい。 おやすみ なさい。 (くらいが、私にはちょうどよくて、かわし合う言葉に、忘れられてゆく。また消えてゆく光を、託してそこに透けてあらわれる、私が、好きなんです) ーーー ーーしん(あなたが、わたしにむけて ーーーーや、(なにか、またむけている。 ー ーそう(包丁、ぎらぎらとした殺意にめを開き ーちょ(わたしが何かを言って、そうして うへ(ひらけてゆく夢 。うつつ( ) *へ* おはよう、 おは よう 世界 (いのちがだんだんとそう) ( )わたしを包むそのあさ。ひかり は浮かんでゆく。ねつ に欠伸する肌を白色と呼びたくなるような夢 いいえうつつ。 * (ああ ! ) * (おはよう、美しいせかい)
ゆめうつつ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1402.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 9
作成日時 2019-10-02
コメント日時 2019-10-03
項目 | 全期間(2024/12/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 1 |
前衛性 | 3 | 3 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 4 | 4 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 9 | 8 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 1.5 | 1.5 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 4.5 | 4.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ひらがなにした部分と漢字にした部分、なんだろう、お互いに邪魔しあって、それぞれの効果を消しあっている印象があります。ひらがなで書くことで、言葉に柔らかみが出て、漢字のときよりもイメージが膨らみかけるのですが、膨らみそうになったところで漢字に邪魔されて普通の世界に戻されてしまう、というもどかしさがあります。それが夢とうつつの境界をいったり来たりする感覚を狙ってのことなのかな、、とも思ったりして、それはそれで、おお、面白い!とも思うのですが、まだまだ夢とうつつの継ぎ目が荒過ぎて、滑らかに行き来していかないのが惜しいなと思いました。例えるなら0と1の間でギッコンバッタンしてしまっている印象があります。 漢字とひらがなの書き分けをしない状態でも一定の効果を発揮する状態まで文章を練り上げてから、このギミックを慎重に用いたならものすごく面白い作品になったのではないか、という予感があります。多分、いまの状態だと、記号の多用などを含めたこうした仕掛けを一切無くした時に残るものは割と少ないのではないか、そう感じてしまうのです。
0わわわ、アドバイス、感想ありがとうございます 確かに、この詩は雰囲気だけで中身の薄い詩かもしれません……。猛省 ひらがなと漢字については、まさにその通りで、見抜かれてしまった…!という感じです。またかけそうになったら、もう少しこのやり方にも挑戦してみたいです!
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