雨傘の詩 - B-REVIEW
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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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雨傘の詩    

愛にできることはそろそろなくなった。傘が開いた回数は、今回でついに1兆を超えて、それを見た神さまだけが祝福してる、世の中。    (たまに感じるんだ、内側に雨を。自分に、絶望するのは一番簡単な自殺で、そうやって骨が、一本、一本折れていくから、しばらく感じているんだ、内側に雨を) この世界に、生まれた時私は特別だと思っていたし、多分本当にそうだった。どこで、失ったんだろうね。はじめて、雨に濡れたあの日、私への愛は、つめたく、ひえていくから、代わりに君を愛したんだ。  全てが   進歩していく    全てが     雨に塗りつぶされていく、夜。 人類がみな、絶滅した時、はじめてあなたを本当に愛せると思う。なにかの魂が、雨にうたれ、雨にうたれてゆく。雨になって、雨になってゆく。雨になってゆく夜。


雨傘の詩 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 12
P V 数 : 2979.3
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 142

作成日時 2019-09-22
コメント日時 2019-10-13
#テキスト
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
叙情性159
前衛性87
可読性933
エンタメ75
技巧102
音韻22
構成72
総合ポイント14230
 平均値  中央値 
叙情性1.72
前衛性0.90
可読性10.30
 エンタメ0.81
技巧1.11
音韻0.20
構成0.80
総合15.87
閲覧指数:2979.3
2024/11/21 20時32分41秒現在
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    作品に書かれた推薦文

雨傘の詩 コメントセクション

コメント数(12)
三浦果実
(2019-09-22)

時に私は、コメントを作者宛に書いていないことがある。当コメントも、これから読まれる方、あるいは既に読まれた読者宛のコメントであることを前置きしておく。マンションポエムという詩を揶揄する言葉を皆さんはご存知だろうか。真実を言い表わしているようでハリボテな表現の羅列を、都心に出現した緑溢れるユートピアなどというマンション広告のキャッチコピーになぞらえた話である。本作は際どい。愛・神さま・絶望・人類などという、まさにハリボテになってしまいがちな語句のオンパレードである。しかしながら、私は一読してマンションポエムであると断罪するには何かが違うような気がしてならなかった。言うなれば本作はマンションポエムと岩倉文也的自我捨て作風の中間ぐらいに位置されるものではないかと結論した。どなたか感性豊かな現代詩人が仰っていた。マンションポエムが好きなのだけれども、と。正直言って、じつは私も嫌いではない。言葉が上滑りしてゆくような喪失感が心地よく感じられたりもするのだ。それは岩倉文也さんの詩を読んだ時に感じるものにけっこう類似するものだったりもする。つまり、今のご時世、特に十代、二十代の方々からすれば愛やら人類やらが指し示すものは、「個々の自我など字面上は人類とイコール」なくらい無意味なため息に近いのだということなんだと思う。本作には、その無意味なため息としての愛・人類・絶望が宿っている。

0
渡辺八畳
(2019-09-22)

一定レベル以上はあるように思える。 特に導入。 >傘が開いた回数は、今回でついに1兆を超えて、それを見た神さまだけが祝福してる、世の中。 1兆という非現実的な数字が人々の関心を引き、その後も読ませようとする。詩の第一関門は最後まで読ませることだが、この導入はそれをクリアさせるに申し分ない。

0
survof
(2019-09-22)

ありふれた言葉で紡がれているからこそ、作者の「世界」を切り取る断面の鋭さが伝わってくるような作品になっていると思う。ただ、そのようにありふれた言葉をつかって感受性の鋭さを読者に伝えるのはなかなか難しいことだとも思っていて、それでもこの作品はある程度そのことに成功しているように思う。 >愛にできることはそろそろなくなった。 >絶望するのは一番簡単な自殺で 特にこの二つの表現が非常に効果的に働いているように感じる。とても好きなフレーズだ。理由はまだない。

0
夢うつつ
(2019-09-22)

批評ありがたい。詩を書くと、よく「中身が無い」と評価を受けることが多いのだけれど、こうして意味を見出していただけることは嬉しい。 愛・神さま・絶望・人類、は、最早その言葉単体の持つ意味でなく、”使い古された言葉だけれど”というところに新たな意味が存在しているのかもしれない。 >愛にできることは~ >絶望するのは~ ここはある程度意識して書いた場所であり、少しクサすぎるかとも思ったが、何か残すことができたのならば嬉しい。

0
ほにゃー宝石
ほにゃー宝石
(2019-09-22)

タイトルにもある通り、雨傘の詩、捨てられた雨傘の見ている、世界なのか……?とか想像してます。 愛とか、いろんな言葉が使われているのに、すごい冷たい印象を受けたんですけど、 >人類がみな、絶滅した時、はじめてあなたを本当に愛せると思う。 には、ちょっとだけ希望が見えるような気がして、好きです

0
夏野ほたる
(2019-09-22)

こういう、何を伝えたいのか分かるようで分からないようでという詩は大好きです。人間の気持ちはそんなに簡単で単純なものじゃないので。だけど、そんな分からない事だらけの中で少しでも共感できる部分があると分かり合えないこともないねと優しい気持ちになります。 全てが   進歩していく    全てが     雨に塗りつぶされていく、夜。 個人的にはここの部分は世間は常に開いていて休む暇もなく広がっていくのに自分の気持ちや生活だけが暗く閉じこもったものである虚しさを感じました。

0
夢うつつ
(2019-09-27)

批評、感想ありがたい。 何を伝えたいのか分かるようで分からないようでという詩。 この詩、というか私の作る詩にはどれもそれなりのメッセージは入ってはいるのだが、 全てが他人に分かってしまったら、もうそれは気持ち悪いってレベルだと思う。超能力を疑うレベル。 一人ひとりに解釈がもてるから、一人ひとりが自分の言葉を持っているから、 やはり詩も、言葉も美しいのだと思う。 けれど最近は、それに気づかず、有名なアーティストだったりに自分の言葉を託してしまっている人が多いぞ!!!!! と言いたい所もあって、この詩を書いたということだけここに記しておく。

0
星空そとば
(2019-10-05)

フレーズ単位で心を惹かれる部分がたくさんあり、作者の感性の鋭さを感じました。特に ”たまに感じるんだ、内側に雨を。” ”自分に、絶望するのは一番簡単な自殺で、そうやって骨が、一本、一本折れていくから、” といった部分は、共感覚的で素敵だと思いました。

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peace.pot.microdot
peace.pot.microdot
(2019-10-06)

内側に雨という言葉が好きです。 夜と雨がイメージされていてずぶ濡れになった気分になりました。

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夢うつつ
(2019-10-08)

感想ありがたい。内側に雨を。ずぶ濡れでいく夜の雰囲気がでていたなら、嬉しいです。ありがとうございました。

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鈴木歯車
(2019-10-09)

これはもうレベルが違います。期待の新人といったところでしょうか。 >傘が開いた回数は、今回でついに1兆を超えて、 おびただしい数の傘がバラバラバラッ……と開く、超広角のcolorfulな映像が浮かんできました。 例えばOK Go - I Won't Let You DownのPVのようだと言ったらシックリくるかもしれません。 だから1行目から、雨の中の花畑のような美しさを感じてしまいます。傘を指している人が傘を上から見ることができない。だから空の上から、神様だけが祝福できる、と読めました。のっけからこんなパワーワード、嫉妬してしまいますね。 >(たまに感じるんだ、内側に雨を。自分に、絶望するのは一番簡単な自殺で、そうやって骨が、一本、一本折れていくから 内側に雨を、として、自己の内面にネガティブなイメージであろう雨を伝わせることで、注目を第1行目の「傘」から「自分」へとシフトさせているのも見事。だから、折れていくのが傘の骨から自分の骨へと、違和感なく移ろってゆきます(それとも同期しているのか) 初見、フワっとした言葉だと思っていましたが、それは印象的なイメージを次々とカットインさせるためでもあったのかもしれません。(緊密な言葉ではノーカット・シームレスな映像が作れると考えています) 久しぶりに、手放しで誉めたい作品に出会いました。ありがとうございました。

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夢うつつ
(2019-10-13)

うおお、ありがとうございます。映像的でありながら、詩としての意味を保てたのかな。嬉しいです。

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