別枠表示
クリームソーダ
姉の夢の中で、私は花束を喰いちぎりながら、踊っている。姉は洗い晒しのギンガムチェックのワンピースを着て、縫い針を一本、手にかざしている。 姉の左眼に黒い穴が開き、私はそこにきれいな水色のクリームソーダをそそぐ。何かの底にクリームソーダが落ちて、「パチ、パチ」と、泡がはじける音がきこえる。 姉の夢の中で、私は叫んでいる。 「あなたは正しいです、美しいです。お願いですから目をさまさないでください」 姉がワンピースをたくし上げると、陰唇が青く染まっている。 ルドンの青よりも薄い。
クリームソーダ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1705.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 24
作成日時 2019-06-06
コメント日時 2019-06-10
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 5 | 5 |
前衛性 | 3 | 3 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 15 | 15 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 24 | 24 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 0.6 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 3 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.2 | 0 |
総合 | 4.8 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
これが今月二作目の投稿で、たぶん、こちらへの投稿はこれ限りになると思います。 つたないものばかり投稿して、申し訳ありませんでした。
0著者様の作品は美しいです。そして鬼気迫るものを感じます。 これが最後になってしまう理由がはかりかねますが、 また気が変わったらいつでも投稿してください!
0静かな視界さま、もったいないようなお言葉をくださり、ありがとうございます。嬉しさよりも、とまどいがあります。わたしには、技術というものがわからないからです。こちらに投稿されている作品を読んで、いいな、すごいな、とおもう作品にいくつか出会ったのですが、どうしてそれがいい、すごい、と感じるように書かれているのか、わたしにはわかりません。つまり、そこにある技術がわからないのだと思います。恥ずかしいのですが、そうなのです。なので、わたしのこの作品には、技術というようなものはきっとないと思います。 でも、読んで快く感じてくださったようなので、そのことは本当に嬉しいです。励ましのお言葉をいただいたことにも、感謝です。 仲程さま、お言葉、ありがとうございました。ただ「こうでなくてはいけない」という感じを守りながら書いていった結果、偶然こうなっただけなので、上手いわけではないのだと、自分では思います。でも、実感はなくても、ほめてくださったことで嬉しい気分になりました。感謝します。 TwoRiversさま、お言葉、ありがとうございました。「鬼気迫るもの」は、わたしが書きたいと願っているもののひとつですので、嬉しかったです。 詩のようなものはこれからも書き続けますが、こちらへの投稿を控えようと思った理由は、わたしには他の方の作品への批評とか、コメントがなかなか書けないからです。自分の作品を投稿するだけで、合評に参加しない人は歓迎しない、というのがこちらの方針なんですよね。わたしはそういう貢献ができないのに、自分の作品を読んでもらいたい、感想がほしい、というのがとても自分勝手で、恥ずかしく思えてきたからです。でも、激励してくださったことに、感謝します。わたしなりに、自分にできることを頑張っていこうと思います。ありがとうございました。
0羽衣なつの様 運営として、かるべです。投稿ありがとうございます。 羽衣さんが水漏さんや秋良さんにされているコメントは丁寧なものです。 ご自身の「貢献ができない」という評価と、丁寧なコメントによる「貢献ができている」という(少なくとも第三者の私や、おそらく水漏さんや秋良さんからも)評価が、相反しておりますので、かるべが現れました。 これからも投稿は自由にしていただいて、問題はありません。宣言と、反しても、歓迎してくださる人間は確かに存在していますよ。 もちろん、このまま去られるのも自由です。少なくとも画面越しに人間を見ようとしてくださる行動は、歓迎されていると、思いますよ。
0かるべまさひろ様、お言葉、ありがとうございました。 わたしが余計なことを書いたせいで、しなくてもいいお手数をおかけしてしまいました。 でも、お心遣いをいただいたことは、嬉しかったです。おかげさまで、気分が楽になりました。感謝いたします。 今後の投稿については、あまりむずかしく考えず、そのときどきの自分の気持ちに素直になろうと思います。もしかしたら、また投稿するかもしれませんし、どなたかの作品についついコメントをするかもしれません。(わたしにとって、ひと様の作品にコメントを寄せるのは、ひどく勇気のいることなのですが。。。) こうしてこの場所に投稿することができ、つたない作品をいろんな方に見ていただけるのも、運営されているみなさまのご苦労があってのことですよね。本当に、ありがとうございます。ことばでいうだけでなく、この感謝の気持ちを、なにかのかたちでお返しできれば。。。と願っています。
0