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リーディング/トラック:斉藤木馬
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作品データ
P V 数 : 2116.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 374
作成日時 2019-05-04
コメント日時 2019-06-04
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 36 | 36 |
前衛性 | 6 | 6 |
可読性 | 49 | 49 |
エンタメ | 175 | 175 |
技巧 | 15 | 15 |
音韻 | 79 | 79 |
構成 | 14 | 13 |
総合ポイント | 374 | 373 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 1 |
前衛性 | 0.7 | 0 |
可読性 | 5.4 | 0 |
エンタメ | 19.4 | 1 |
技巧 | 1.7 | 0 |
音韻 | 8.8 | 0 |
構成 | 1.6 | 0 |
総合 | 41.6 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
詩文としてのテキスト入力がない投稿、第一号でしょうか。 あとで、テキストタグを削除しておきますね。 普段は、好きです、で済むんですが、 「批評」について考えています。最近。 これをどう「批評」するかについて、先手の動きが検索しても出てこない以上、今まさに新しく「批評」をしなければなりません(本来、全ての投稿作品が/に対してそうだとよいなと感じます)。普段ならそんな挑戦はしないんですが僕は批評家志向ではないので。 まず、触れなければならない文脈が「ヒップホップ」あるいは「J-RAP」というテーマです。それはトラックメイカーとして宣言をしているからです。(例えば、かるべの4月の2作目などは、音楽の文脈よりインスタレーションだと自己分析しています) リズム楽器としてのドラムの音が印象的にも感じますが、極めて簡素で、全体の音はともすればヒップホップ界で用いられるソフト音源よりもフリー素材感が強い印象です。 あとは、リーディングの語尾の音韻の踏み方の甘さでしょうか。声の技術(や感情の込め方の強度)の面です。 ただ、これは歌唱やボーカルではなくリーディングなので、実はここが上記のような「ヒップホップ」や「J-RAP」とは一線を画すという態度だと読み取ります。 ポエトリーリーディング、あるいは詩の朗読。 しかし、厳密には上記の一線をここから浮き上がらせる必要がありません。なぜなら、この作品が新しいジャンルとして提示されているものではない(複合的・横断的でありますが、その整理の程度故に新規性は目的とされていないと読み取ります)ので、純粋に内容を読む必要がある、そのように向き合うよう期待されていると感じ取ったからです。 内容の話に行きます。 視覚的に強調される「屯」や「でぶねこ」、また、揺れる光の具合から、僕は反抗や鬱屈や不安という熟語を連想します。これはあまり汎用的に用いられていない語がそのまま象徴的な語として強調されているため、世間と詩テキストとの二項対立だと読み取ります。 さて、やはり批評は難しいです。 根拠を即座に用意できず、感想の方が言いたくなってしまうのです。 根拠はありませんが、ゼロ年代前半に出てきたシンプルな世間への反抗に感じました。新しさ、あるいはひとえにただ単に自分(詩中主体)の人生でしかあり得なかったできこと、を表現できていないからだと感じます。 この反抗がオリジナルである必要は特にないのですが、どの反抗にどう寄り添うのか、を教えて欲しくなりました。 (ヒップホップやJ-RAPで活躍されているアーティストの公式リリックPVを、恐らく参考にはされてる(例:レイト「馬鹿な奴」)と思いますが、もしこれがラップであるならラップに、ラップでないならより丁寧になぜこの表現方法なのかを分析してみる、あるいはなぜこういう読み方なのか表現なのか、僕が理解できなかったことについてコミュニケーションで整理をしたい、と思いました。) すみません、感想になりました。 声色のここの部分が、子音のこの部分が、こういうニュアンスで聞こえる、と細かく分析して伝える方向もあるのですが、それはパフォーマーと原作者と演出家の関係になってしまうので、セルフプロデュースシンガーソングライターのハードルの高さを感じました。
0リーディング?というものに疎いのですが、 テキストも載せて置く、というのは駄目なんでしょうか? それがあるとより分かりやすいのかも?などと思いましたが。 でもやっぱり『声そのもの』がこの手の作品では重要なのかと思いますし、実際いい声ですね! あと映像セットで評価すべきものなのか、 映像はややおまけ的なもので、音声だけ聞いての評価でもOKなのか、 作者側の意図が分かるとリーディング初心者としては助かるかなとも思いました。 しかしバックの音楽まで作ってるんですよね? 音楽を作ったり演奏できる人は尊敬します!
0こんばんは。斉藤木馬さん。 二度三度、聴かせて頂きました。新味あるライトワールドな作品が現れて楽しいひと時です。こちらの作品パッケージは、勝手な想像なのですが、オーディオブックと思ってしまったのですが、そのような認識でよろしいでしょうか。これこそは、カテゴリーミステイクなのでは?!と思ったあとで、どうすればよいかわからず、自然に音と接することができただけでも嬉しいです。このような挑戦をするスタンスが、僕としても、とても詩的な共感を持ちます。現代詩をよりカジュアルにボトムアップする可能性を強く感じます。
0かるべまさひろ様 コメントありがとうございます。 どちらかと言いますと、音作りも含めてヒップホップとは適切な距離を保ちたいと考えていました。目指すところは朗読やリーディングであり、それに寄り添えるようなトラックを作りたいと思い(本作でいえば明け方の空気のような)音数を減らしてルーズなベースラインを弾いてみました。 ところが実際に読んでみると、逆にトラックに寄り添っていくような感覚も生まれて、結果テキストバージョン(三月投稿https://www.breview.org/keijiban/?id=3174)とは内容の解釈すら異なっていきました。アカペラで録ったものはもう少しテキスト寄りでしたが、要するにぶん投げたブーメランは戻っては来なかった。朗読としては失格だと思いますし、しかし作者目線としてはテキストとリーディング、どちらの解釈も受け入れたい。 そのうえで >ゼロ年代前半に出てきたシンプルな世間への反抗に感じました。新しさ、あるいはひとえにただ単に自分(詩中主体)の人生でしかあり得なかったできこと、を表現できていないからだと感じます。 この点、読み手として省みるべきと感じました。主観的にしゃべり過ぎたのかなあと。朗読でもリーディングでもなく「しゃべり」。ですので例えば冒頭の「~屯してる」までの主体は、本来は八割がた「朝」なのですが、音声版では「俺」に聞こえる。前述した解釈が異なっていった箇所でもあり、それも良しとしたことが「世間への反抗」という印象につながっていくのではないだろうかと思いました。映像の字幕も迂闊に並べてしまったと思う。 ここまでくると >声色のここの部分が、子音のこの部分が、こういうニュアンスで聞こえる、と細かく分析して伝える方向 にも興味があります。もしよろしければお時間のある時、ひとつでもご教示いただけると今後の励みになります。
0tOiLeT様 コメントありがとうございました。 今回テキストはあえて添えませんでした。原文は三月に投稿していますので(https://www.breview.org/keijiban/?id=3174)ご一読いただけると嬉しいです。印象がだいぶ違うと自分では思っています。 私自身リーディングはほぼ初めてですので、あまり語ることができません。本作において映像に意味があるのか、という問いはけっこう重要だと思っています。私にとって実験作でしたのでこうした問題提起はありがたいです。
0竜野欠伸様 コメントありがとうございます。 オーディオブックというにはお粗末かもしれませんが、音として受け入れていただけて嬉しいです。B-REVIEWは動画投稿もできるようになったので、動画で完結したものを提示してどのように受け止められるか、という意味でも私としてはチャレンジの一作でした。
0拝聴しました。 まず、純粋にイケボだなと感じつつ。でぶねこの所が印象に残りました。また声が良いだけでなく、読み方に工夫が見られるのも良い点だと感じました。
0ふじりゅう様 コメントありがとうございました。 自分なりの声を生かせるように精進したいと思います。
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