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埋もれていたもの
生きような、生き抜こうな、こんな世界だけど、何色なのか分からないくらい濁っているけれど、正しい事してるだけじゃ報われない世界だけど。そうだ、誰にも報われなくたって愛する自身の為に、この世界に残る、ほんの少しの光に反射してわざとらしく煌めくビー玉が道に転がっている限り私達は希望を見失うことはない、心配ないよ、私達にはお守りがあるから、縁日で取ったスーパーボール、チョコの香りが微かに残る銀の鶴、檸檬色の絵の具、資生堂のクッキー缶、おばあちゃんに貰ったブローチ、全ては私達の味方だよ。裏切ったりしない、私達が愛すれば、愛は帰ってくるもの、しかし愛す時、決して帰りを期待してはいけない。無償の愛は存在するのだ。愛の貸し借りなんて陳腐なことはよそう。愛したモノには全身全霊、狂ったように愛を注げ、愛することに夢中になって脳が火照って逝ってしまうくらいに。愛、愛、愛と言い過ぎたみたい、愛なんて普段言わないから、好きとか私、言わないから、久々に言葉にしてみると気持ちのいいもの、好きとか嫌いとか愛してるとかどんどん言って生きていこう。
埋もれていたもの ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1438.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 18
作成日時 2019-04-27
コメント日時 2019-04-28
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 4 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 4 | 4 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 5 | 5 |
総合ポイント | 18 | 18 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.3 | 1 |
前衛性 | 0.3 | 0 |
可読性 | 1.3 | 1 |
エンタメ | 0.3 | 0 |
技巧 | 0.3 | 0 |
音韻 | 0.7 | 1 |
構成 | 1.7 | 0 |
総合 | 6 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
僕と同じ使い方で「お守り」を用いている方は初めて見ました。その点では本当に、親近感がわきました。 後半の「愛」が、言っていることはもちろん切実な題材でわかるのですが、前半の具体性と比較して抽象化し過ぎていて、感情移入に恥ずかしさを覚えてしまいました。 愛だって具体的に書いても届かないくらいの事象なので、より踏み込んだ方が全体的にもまとまるような予感がしました。
0「愛することに夢中になって脳が火照って逝ってしまうくらいに。」 ここは怖いと思ったのですが、可読性があり、抒情性もあると思いました。
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