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やがて消える
アルコールみたいに時間が経ったらあなたの記憶から流れて消えてほしい。そんな目で「おかえり」と言わないでほしい。きょうもあしたもこの場所に変わらず帰ってくるなどと決して思わないでほしい。行きの電車で読んで帰りの電車でストーリーを忘れてしまう短編小説みたいに朧気な存在がいい。 通り過ぎていく。きょうも誰かの脳を、胸を、風みたいに通り過ぎていく。あしたはひとりになる。透明になって死んでしまったあの猫みたいに。
やがて消える ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1215.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 19
作成日時 2019-03-25
コメント日時 2019-03-28
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 5 | 5 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 2 | 2 |
総合ポイント | 19 | 19 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.8 | 0.5 |
前衛性 | 0.2 | 0 |
可読性 | 0.8 | 1 |
エンタメ | 0.3 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0 |
音韻 | 0.2 | 0 |
構成 | 0.3 | 0 |
総合 | 3.2 | 2.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
『あなたの記憶から流れて消えてほしい』や『きょうもあしたもこの場所に変わらず帰ってくるなどと決して思わないでほしい』は、自分が亡くなった時に誰も悲しまない様にしたいという優しさからなのではないかと私は思いました。 詩を読み始めたばかり、また、描き始めたばかりの私には、この詩に込められた思いを言葉にするのは難しいですが、私は、なんか、なんというか、こういうの好きです。
0小瑠璃さん コメントありがとうございます。優しいのか臆病なのか…詩に対する心の持ちようを書いたのですが確かに死がひとつのテーマになっているように読めますね。好きだと言っていただけて嬉しいです。
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