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わっしょい島物語
サリンという言葉を愛の比喩に使う人々が現れて、 平成は既に終わっていた事を知る。 国に楯突かないように洗脳されても、 陰口は永遠に消えないねぇ。 想像するすべての生き物に呪いをかけながら、 今日も青年はホテルに鍵をかける。 閉じ込めたのは遭遇であり、過去ではない。 自傷する少女達のサイトは全て消え失せた。 LINEで知り合った子の腕には自傷の傷は無く、 携帯で作るアートで心の隙間を見せ合う。 バスタブに溜まる休憩時間の隔。 ファントムペインで生を実感している。 ファントムペインで生を実感している。 渋谷で三回も職務質問された男のバックからはADHDの薬が溢れて、 警察官は髪の毛を掴み顔を地面に抑え込んでいる。 横には土筆が育ち、そこで野良猫がションベンをしていたのは二日前の明け方。 花は、花は、花は、黄色が多くて、子供達は見るに耐えないプロジェクションマッピングを笑いながら朽ち果てたビルの壁に投影している。 兆候を見逃していく平穏の過ち。 ファントムペインで生を実感している。 ファントムペインで生を実感している。
わっしょい島物語 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1266.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 12
作成日時 2019-03-22
コメント日時 2019-03-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 6 | 6 |
エンタメ | 3 | 3 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 2 | 2 |
総合ポイント | 12 | 12 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.5 | 0.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 1.5 | 1.5 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 6 | 6 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いつも、どうして上手にまるですらすらと書いたかのようにまとまりよく書けるのだろうと、尊敬しながら読んでおります。 過ぎ去る時への哀についての詩はどの時代にもつくられていて、 読むといつでもさびしくなります。
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