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風景
夕暮れ あるいていると しろい蝶が追ってきた つかの間 行く手をうつくしくかき乱し いなくなった さっきまでいたのに ( 消えた ) 直前に目を離したのか 愛を お休みしていたのか 今朝のニュースの画面に あなたとわたしの夕暮れに 直前と直後がしずかに同居している 天を支え 今にも折れそうな腕 ひらひらと横切ったしろい蝶
風景 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1010.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-02-28
コメント日時 2019-03-03
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ひらがなの使い方と、少ない言葉で風景を描写しようとしているところにまず唸り、 >直前と直後がしずかに同居している この表現に斬新さを感じました。最後の連は読者の想像に委ねる面が大きいかな?と思います(私の場合、あるいていた道の近くにあった橋か何か支柱が必要なものを思い浮かべました)。
0仁川路 朱鳥さん、コメントありがとうございました。 ご指摘下さった行の不思議から、書き始めた詩でした。 歩いていると本当に感じます。 また、いつも語りすぎる私なのですが、読者にお渡しできるものが残せたなら、うれしいです。 橋は私の心の風景でもあります。 ふしぎな橋が この町にある 渡った人は かえらない こんな歌もありましたね。
0詩だなあ。詩ですね。美も思想も含まれているけど、美や思想のためにかかれていない。語りすぎたものも語り足りなかったものもない。すべての言葉が所を得ていて、簡素で、動かし難い。生きた純粋な時間だけが流れる完結した宇宙。くどく言えばそういうことになりますが、つまりは、ただ、詩なのです。豊かな時間を過ごさせて頂きました。
0galapaさん、コメントありがとうございます。 いつか河川敷を歩いていたとき、日傘の中に蝶が入ってきて、長い時間一緒に散歩しました。 この世界に不思議でないことは何一つない、と言う気がしていますが、その上に重ね塗りのように、亀裂のように、横切っていくものがありますね。
0ishimuraさん、コメントありがとうございます。 何度かご指摘いただいたことが、いくらかできたのかと、うれしく読ませていただきました。 >美や思想のためにかかれていない 風景は、それだけで詩ですね。草木たちが口々に由来や美しかるべきを語り始めたら、それはうるさいことでしょうね。それと同じことをやっていたのかも知れないと思いました。音楽性がないような気が、アップしたあとしたのですが、次作では それを念頭に置きたいと思います。
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