【フル】かるべまさひろの選評<2019年1月分> - B-REVIEW
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花骸

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【フル】かるべまさひろの選評<2019年1月分>    

はじめのあいさつ  このフル選評もぼちぼちでしょうか。  最近、初めて対面での詩の合評会?に参加しました。  ビーレビューは僕にとっては限定的なタイムマシンのようで、  対面もこちらも気持ちの面で差異をあまり感じなかったです。  コメントを他の人に委ねてしまうのは  電話を出る前にはいはいと返事をしてしまうような。  いずれにせよ、いろいろな人間や態度があることは変わらず、  それでもまさか話ができる人と巡り会えるとはと  感動することを毎年繰り返している。  かるべは消えることを知らない。 <選評>  かるべは未だに詩情という語を忌避しています。  だから少し分析的に  1月の作品について  掘り下げると  可読性と自己表現のあいだを  狙う経験が少なくて  立ち位置に迷っているのが表れているものが  多かったかなと。 【大賞候補作】 地異ミコ エイクピア 1月31日 【優良作】 ゆび るるりら 1月16日 消化器の裏 ふじりゅう 1月10日 あまてらす 沙一 1月8日 【推薦作】 該当なし ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 大賞候補 地異ミコ 1月31日 エイクピア氏の作品を読むには 自分の知識量が足りないことがいつも前提になる。 それだけ語に対して正確さが高いし、 調べて学ぶ面白さもある。 今作…より半年前ぐらいからか 「文脈」や「物語」、 作者がこうまとめたいという意識を感じ始めた。 "放棄”が持ち味だったのだが、 "想像力への刺激”が主体になってきたような気がする。 地異ミコについては 卑弥呼を連想させられた。 "放棄”は「私」が「釣り」に行くところだが、 「思い出す」・9/10行目のリフレインで それを掬う。 そして着地の部分が全く突飛になっていない。 刺激された想像の内容は、 豊かで、ここで物語が終わってくれない。 「無くてはならない存在」など 気がつけば誰にでもあるせいなのだ。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2924 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 ゆび るるりら 1月16日 思い出すのは「指差すことができない」。 タイトルが素直すぎるのがやはり気になってしまった。 内容はさすがるるりら氏の詩で 丁寧な流れが行き渡っている。 触感としての温度と関係としての憎しみを「指」や「ゆびさ」す動作で結ぶとき シンプルな構造でとっつきやすいが 「あしのひとさしゆび」という存在が 発見として明示されていてとても適切。 それでもこの詩はその発見では留まらず、 構造と語の選びで、態度まで示している。 受容と葛藤が読める。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2884 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 消化器の裏 ふじりゅう 1月10日 「命がぼやける」の連がいささか淡白に留まってしまったか。 実験的に果たしてこの配置でよいだろうか この表現で受け入れられるだろうか そんなびくびくも感じるが テーマと関連しているため それがあえての上での効果も感じる。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2869 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 優良作 あまてらす 沙一 1月8日 言っていることも表現も至極シンプル。 それでも「あまてらす」の一本勝負が豊かにしている。 https://www.breview.org/keijiban/?id=2863 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 推薦作 該当なし ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ おわりのあいさつ  現代詩ガチャ、なんか評判よいですね。  ビーレビの場合発案者が発明者で僕はよいと思っていますので、  プログラム担当ってことで褒めてください。  タグの説明とかガイドラインの整備とか  正直面倒ですみません。  春先にはまとまるんじゃね?笑  という態度も見せておきます。 かるべ



【フル】かるべまさひろの選評<2019年1月分> ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1164.9
お気に入り数: 0
投票数   : 0


作成日時 2019-02-08
コメント日時 2019-02-09

【フル】かるべまさひろの選評<2019年1月分> コメントセクション

コメント数(3)
かるべまさひろ
(2019-02-09)

沙一様 コメントをありがとうございます。 いえ、こちらこそ勉強になりました。ありがとうございます。シンプル過ぎても伝わらない、というのはよく悩むので、とても絶妙だったと思いました。

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こうだたけみ
(2019-02-09)

ここ何回か連続して名前を挙げていただいていたので、名前がない!って思いました。じつは、結構プレッシャーでした。笑。解放された気分。過去作のストックもほぼなくなったことだし、今後は好きに書いて好きなように投稿しようって思いました。 現代詩ガチャたのしいです。 ただ、これいいなって思っても、古いものだとコメントをつけられないのが残念だったりします。今のルールではどうしようもないけれど。 いつもありがとうございます。

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かるべまさひろ
(2019-02-09)

こうだたけみ様 コメントをありがとうございます。 プレッシャーだったのですね…!それはうれしいです。 コメントは、まぁつけられるようにするか少し悩みます。Amazonのレビューみたいに時が過ぎていようがお構いなしみたいならありなんでしょうけど、コミュニケーションの側面があるビーレビューでもありますし… とはいえ僕個人の意見なので、 需要があったら応えてもいいかもですプログラマーとしては。前向きに。

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