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帰路
あの日見た紅藤の空を、意地なんかよりも大切に抱えて歩く。まるっきり返事ない何年も前のメールを、ただもう一度開いてみたりなどしている。明日は晴れるだろうか。
帰路 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1059.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 10
作成日時 2018-10-06
コメント日時 2018-10-08
項目 | 全期間(2024/12/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 4 | 0 |
前衛性 | 3 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 2 | 0 |
総合ポイント | 10 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 4 |
前衛性 | 3 | 3 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 2 | 2 |
総合 | 10 | 10 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
素晴らしいですね。短い中にメールの相手への想いが凝縮されている。加えて明日は晴れるだろうかとの締め。自分の気持ちを天気となぞらえるのはひょっとしてありがちかもしれませんが、この詩においては上手くまとめられていると思います。
0装飾が多い口語調の散文詩、っては10年代詩の特徴とも言えるだろう。その中で他と差異をつけるにはつまり「装飾」のところの妙技が必要になる。割とそれができている気がする。「紅藤」って一般名詞なのかもしれないけれど、少し硬い印象を持つこれがあることで詩が引き締まっている。
0stereotype2085さん 着目していただいた『明日は晴れるだろうか。』の一文は「期待する様子」の他に、過去に縋る前半との対比としての意味も込めたつもりです。ご鑑賞、ご批評ありがとうございました。
0紅藤は本当にある色だし、見慣れた色だったのだと初めて知りました。「帰路」、タイトルが示唆するものにメール、ただもう一度開くなど、明日晴れるだろうかと言う懸念?見たいな感覚などを読み取ろうとして読んで見ました。
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