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タモリとの縁
シータが降って来たので タモリに電話してトランペットを吹く 風雨が強いので手に入った飛行石 シータのペンダントにして 雪が降るのを待った シータは雪をかむ人が嫌いだったから イナバウアーのマネキンを雪に埋めて 噛めないようにした 今日のニュースでヒトラーの遺体が スメルシのメンバーによって探し出され ベルリンの森に埋葬されたと 発表された(歴史の虚偽だ) パズーは再びトランペットを取り出して 今度はタモリに電話せずに吹いて見た 今度振る雪はヒトラーを威圧しない ヒトラーを溶かして流れ込む 歴史の地層にパズーは興味を示さない トランペットが雪に壊れて 骸骨を象徴している パズーとシータを媒介していた ヒトラーの骸骨 飛行石が光り輝くと 第三帝国を象徴していた人々が 骸骨を骸骨と踊る骸骨を毀損して居る シータのペンダントが再び光ると パズーはヒトラーと和解するために 骸骨の整理に乗り出して タモリとの縁を切った
タモリとの縁 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1004.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2018-09-30
コメント日時 2018-10-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 3 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タモリとヒトラーは相似であるといった指摘はかつてあの正午のvariety番組がまだ存在していた頃静かになされていましたね。 ヒトラーについてはいまだ諸説さまざまに陰謀論もありますし。飛行石についてはよくわかりませんが。雪のなかでトランペットからは、有名なジャズアルバムのゴールデンサークルあたりがちらつきます。
0湯煙さんコメントを有難う御座います。タモリとヒトラーの類似性ですか。ジャンルが違うので、まったく同じに重ね合わす事は不可能だと思いますが、いかにもありそうだなと思います。ちょっと調べたくなりましたね。飛行石は恐らく天空の城ラピュタ。自分でもうろ覚えで詩に使ったので、ちょとと自信が無いのですが、これから内容を深めて行きたい感じです。トランペットはパズーもタモリも吹いて居るのをテレビで見て知って居たので繋げて見ました。何となく、詩に入れて見ると不可思議な物だと言う感じでしたね。ゴールデンサークルは知りませんでした、ジャズも奥が深いようなので、極めて見るのもいいのかもしれません。
0パズーとシータ、ラピュタの主人公二人ですね。ラピュタのイメージと、世界帝国(征服主義)のイメージが結びつくことは、なんとなくわかる、のですが・・・。 ヒトラーもスターリンも、イデオロギー的には異なるはずなのに、結局、恐怖政治、絶対主義へと傾いていく、のは、なぜか・・・欲望を持った人間が、独裁を行おうとするから、でしょうか。
0まりもさんコメントを有難う御座います。そうですね、天空の城ラピュタのイメージですが、私としては映画作中でも言われているように、ラピュタと言えば本当はスウィフトのガリバー旅行記のイメージが強かったのですが、今回はそのイメージは控えました。ヒトラーとスターリンと言えば、確かに全然違うイデオロギー。独ソ戦を見ればわかる通り、東部戦線は悲惨な戦いだったそうです。マルクスが予言したように、初めての共産主義国家はドイツ(当時のプロイセン)で発生するだろうと言っていたが結局その予言はロシア革命の勃発で外れます。でもドイツでも20世紀の第一次世界大戦の直後のドイツ革命で、共産党は相当伸長しました。最高でドイツ共産党は100名国会議員を当選させたのですよ、日本の比ではない、第二次世界大戦勃発前にです。日本はゼロでした。第二次世界大戦後、初めて議員が誕生しても、国鉄三大ミステリーなど、すべて無罪になっているとはいえ、労働組合運動ですね、共産主義と結びついた。労働者のクビキリ、国鉄なので、膨大な解雇に対抗する、労働組合側(バックには共産党がいる)の抵抗。左右社会党の合同や自由民主党の結党などの55年体制は戦後日本の共産党台頭と無縁ではないでしょう。話をもとに戻すとヒトラー率いるナチ党は国家社会主義ドイツ労働者党とはっきり国家社会主義と言明していた党でした。なので対立していたとはいえ、一部選挙協力などを行っていたりもしました。でも共産主義を不倶戴天の敵とみなすナチスのイデオロギー(ホロコースト(ユダヤ人迫害も)も含む)では戦争は避けられない。戦後は東ドイツが誕生しますが、しばらくはなりひそめてソ連にでも逃亡していたのでしょう。ヒトラーの演説でも盛んに国際主義に魂を売ったという文言が出て来ます。穿った見方をすると国内的対立が国外の対立に投影されているとみることも出来るわけです。以上縷々と述べたわけですが、勿論、欲望を持った人間の性(さが)が根底にあることは間違いないでしょう。人間が上に立つ限り同じ悲劇は繰り返されると私は思いますね。
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