母よ - B-REVIEW
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母よ    

母よ、 みんながみんな 東京大学に 行きたいわけではないのです。 そして、みんながみんな 美しい生きものに なりたいわけではないのです。


母よ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 7
P V 数 : 1373.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-09-22
コメント日時 2018-10-15
#受賞作
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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エンタメ00
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音韻00
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閲覧指数:1373.1
2025/04/11 12時41分37秒現在
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    作品に書かれた推薦文

母よ コメントセクション

コメント数(7)
まりも
(2018-09-22)

ティーンエージャーの息子と娘がいる、ので・・・ 母よ、と呼びかけられると、なんとなく反応してしまいます。 東大、ではなく、あえて「東京大学」とフルネームで呼ぶ。 そのていねいな口調に、反発するような拒否ではなく、 言い聞かせるとか、説き伏せるような思いが重ねられているように思いました。 「美しい生きもの」の、美しい、とはなんだろう。 母、の求める「美しさ」が、外見だけの美しさ、綺麗さ、なのだろうか。 大学で何をやりたいか、という中身ではなく、偏差値やブランドといった 外見にばかり目を奪われてしまう母への、子供からの「説き伏せ」が、 ここにも隠れているように思います。

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かるべまさひろ
(2018-09-25)

家族狩りを思い出しました。

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羽田恭
(2018-09-26)

即興で返詩を。 母よ、 みんながみんないつか 死んでしまうのです。 そして私は、 捨てれぬものを抱え それでもなお 釈迦の示した道を行くのです。

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stereotype2085
(2018-09-26)

短い中に、みんながみんな幼い頃に抱いたであろう感慨が描かれている。向日葵氏の境遇と重なったものであるかまでは分からないが、痛切にシンプルに時に残酷に響く。良いです。

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向日葵
(2018-09-30)

まりもさん コメントありがとうございます。 まさに、おっしゃる通りの主旨です。 「説き伏せ」とまでは行きませんが、 ささやかに芽生えた反抗心の現れとして 母にこの詩を送りました。 かるべまさひろさん: コメントありがとうございます。 家族狩り、以前から興味があったので 読んでみようと思います。 羽田恭さん: 返詩ありがとうございます。 素敵なプレゼントを頂いたようで とても嬉しいです。 「みんながみんないつか死ぬ」という 諦めにも似た感情の中で、それでも 生きようとすることを貫くその姿勢が、 私には「美しい生きもの」に見えました。 stereotype2085さん: コメントありがとうございます。 「みんながみんな抱いたであろう」と 言っていただき、少し安心しました…。 ありがとうございます。 蔀 県さん: コメントありがとうございます。 確かに繰り返しのように捉えることも 出来ますね…!パンチの効いた詩を書けるように、技巧的にも意識してみようと 思います。ご指摘ありがとうございます。

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エイクピア
(2018-10-01)

母に対する呼びかけ。母を糺して居るのだろうか。母一般だと思いました。自分の母では無くて、この母では無くて、教育ママでもなくて、ステージママでもない。詩では教育ママ、ステージママが例示してあったのかもしれませんが、あくまで例示であって、本当は母性そのものに呼び掛けて居るのであろうと推察しました。

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藤 一紀
(2018-10-15)

こんばんは。四行目の「そして」以降と一~三行目は、「そして」で結ばれる関係ではないですよね。でも、「わけではない」という二度の否定があって否定が強調されているように思えてしまう。こうしたレトリックは村上春樹の小説とかで使われているような気がして、有効ではあるけれど詩的レトリックというほどではないかな、と思います。むしろ、短さと言い切り。これに尽きると思いました。あ、いいですね、と言っております。

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