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道化は笑う
君の肉体は消滅した。 しかし、魂だけは残っている。 それは君の本質。 それは君の可能性。 それは肉体の統一部。 まだ恐れるかい? また、肉体が崩壊するのを。 まだ怯えるかい? また、自分の理想が崩壊するのを。 幽霊に留まるつもりなの? さあ! カニーヴァルはすでに始まっている。 天国と地獄はあらわれている。 カニーヴァルはすでに始まっているのだ! デーモンも、神も、妖精も何もかもが渦巻いているこの空間で、 君はどちらを選択する? (君は取り憑かれているが!) さあ! どちらにせよ、 豊穣のときなのだ! アーハッハッハッハッハッハ!
道化は笑う ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1008.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-09-18
コメント日時 2018-09-24
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「幽霊に留まるつもりなの?」 が、結果的に考えさせられる効果があって、ただのメルヘン・ファンタジー系でないなと思わせられます。
0これはフィーリングで書いきましたから、この詩はテクストには縛らず、行間を読むことによって受容される詩です。ですから、テクストに注目すると確かに「結果的に」ということになるのだと思います。 分かる人には分かって、分からない人には分からない詩だと自分も思います。それが正しい反応だと自分も思います。なのでこの詩を解説すると、 理想が現実に合わないために砕け散っても、次の選択はすでに始まっている。それは透明な嵐の中で行われている。その中から君は、何かに囁きかけられながら、再び新しい理想を自動的に得る。 その理想が、絶望した果てにある黄昏、憎悪という理想に行き着くか、現実でまた闘っていくスタイルを獲得するかは、知らない。それはどちらにせよ、君にとっての豊穣なのだから、という詩です。 では、どうしてこの詩に道化が加わるかというと、山口昌男『道化の民俗学』によると、道化というのは地獄と繫がっているらしい。なので、この詩にある道化は、地獄への招待者であることが伺われます。 理想を潰されて、こんな挑発的なものを書かれれば、憎悪を抱きたくなるものと自分は考えます。自分はその方を地獄へと導きつつも、「幽霊に留まるつもりなの?」から上の部分で、天国への道も示したつもりです。 ここで一通りの解説が終わったので、まとめますと 「道化に笑われてそのまま地獄へ誘われるか、道化の侮辱をもろともせず、再び天国へと登る意志を見せるかを試す詩」 と言えると思います。 コメントありがとうございました。
0凄くファンタジーな感じの詩ですね。 詩のペース、リズムがどんどん展開が変わるように早くなっていく感じがします。 選択を迫るように囁かれている感じに思えます。
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