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その心臓を踏み潰す
君は怯えるかい? 君は恐れるかい? 自分の心臓が 誰かに差し出されていたのなら。 しかしそもそも君は人間なのだろうか? 誰も彼もをマリオネットしてしまった、 幽霊なのではないか? 君は自分の心臓が踏み潰されるのを許そうとしない。 認めない。 君は幽霊だ。 君は機械(アンドロイド)だ。 君は、時計じかけのオレンジだ。 君は怯えている。 君は恐れている。 自分の心臓が、 誰かに踏みつされてしまうのを。 ぼくは君に心臓を差し出す、 君は心臓を踏み潰す。 だからぼくも君の心臓を 踏み潰す。 それが 人間っていうものだろう?
その心臓を踏み潰す ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1058.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-09-16
コメント日時 2018-09-17
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
(四連目の誤字や「ぼく」がひらがなであるニュアンスや二連目と最終連の「人間」のリンクなどの技術的な可否は詩のアイデンティティとしてあまり重要でないと感じましたので、世界観への感想です。) 互いに「心臓を踏み潰」しあうのが「人間」だと揶揄している厭世感にひきこまれました。
0あなたのコメントを読んでいて、勉強しないとなと思いました。コメントありがとうございました。
0時計仕掛けのオレンジ懐かしいなぁ、と読ませていただきました。 最終連がオチでいいたいこと、つまりそれが読み手の腑に落ちるがこの手の詩の肝かと思います。 最後の二連、魅力的ですね。迫力があり、グッときました。 ただ二連目、三連目(君は自分の心臓が踏み潰されるのを許そうとしない、より後と二連目)は内容的に近く感じるので切り詰めると詩が引き締まるんじゃないだろうかと思います。 時計仕掛けのオレンジがまたみたくなりました。
0ぜひ読んでみてください。自分、この詩を書いたときにその小説に熱狂していて、このタイトルを何とか使いたいって思っていたんです。 とは言っても、そんな完璧に使いこなせているわけではありません。なので、読んだあとにこの詩を読んでみると、少しばかり落胆されるかもしれません。 また、詩の技術的な面でのアドバイス、ありがとうございます。言われてみると、ダランとしている感じも否めないので、切り詰めたバージョンを作ってみます(発表はしませんが)。確かにそうすると、迫力があって納得感が出てくるかもしれません。 ありがとうございました。
0時計仕掛けのオレンジ、映画版ですが大ファンでした。 心臓を差し出すことの恐怖、でもそこを超えて、踏み潰される事を知りつつも心臓を差し出す事。 僕はこれは愛についての詩として読みました。
0自分は映画は観ないなので分かりませんが、この小説を邦訳してくださった方は「別物だ」、と言っていました。なのでぜひ、興味があれば小説も読んでみてください。比較してみると、面白いかもしれませんよ。 解釈について言うことはありません。なぜならテクストは開かれているからです。しかしテクストは開かれているにしても、自分のこの詩は、拡張すればそれに対するアンチでもあります。
0コメントありがとうございました。
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