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おぎゃああ
生きてる? 死んでる? 鼓動が波打ち、意識は回る 鼓膜の側で太鼓が鳴る ぶくぶくと肥えた自意識は まるでフォアグラ鴨の肝臓 そのナイフで僕の腹を裂いて 綺麗さっぱり食べてくれないか 命ってなんだろう 人生ってなんだろう 生きてる? 死んでる? おぎゃあおぎゃあ 泣いてる? 笑ってる? 孤独ってなんだ? 愛ってなんだ? ぶくぶくと肥えたこの身を 崖から投げ捨てて ぼくもあなたも溶け出して もう一度生まれたい 輪廻の果てを見てみたい
おぎゃああ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1100.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-09-16
コメント日時 2018-09-17
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
リズム感があって好きです。 この詩は「自意識」がキーワードだと思います。それに対する嫌悪感が、この詩の源になっていると思います。では、どうしてその嫌悪感が起こっているのか。そこがよく分からない。そこをもっと掘り下げてほしい。 確かに自意識に対する嫌悪はぼくらの時代に濃厚です。けれども、その自意識の嫌悪は、あなたの場合、どこから来ているのでしょうか。そこがないから、薄っぺらいなと感じました。 またその自意識の否定が、あなたの「生命・人生への疑惑」に繋がっていると思います。自意識の否定を考えると、それが前提となっているので、もっとその内容が深まり、濃厚なものが手に入るのではないかと思います。 こういう詩は個人的に好きです。
0シンプルで、詩のいわゆる読みやすさやいわゆる基礎っぽい形式でもあり、それでいて最後まで読ませられて、考えてしまう。かなり上手だと思いました。 ひとえに、どの方角へ詩が向かいたいのかがわからないので、読者として考えさせられるので、もし優しくするなら「自意識」が筆者にも読者にもあるような図りがあるのもよいかなと思いました。 でも、個人的には嘆きすぎていないので、余計にかなしかったです。本当にたとえばですが、「崖」が「この崖」となってるだけでつらさが倍増して、うっ、と漏れそうでした。
0問いかけから始まると詩に自分が組み込まれていくようですね。とにかくテンポがいい作品だと感じました。自意識について。とにかく問いかけているのは、普段はさもわかったように、詩の中のあなた(このあなたは読み手か特定の人をさすのかはわからないが)に対してさもわかったように振る舞い、それが過ぎて自意識過剰になっているのかもしれない、と読みました。輪廻の果て、多分果てはないのですが、共に見てみたいというぐらいに意識している存在。あなた、なのかな。
0庵真悠一 様 僕がここで訴えたい自意識は、僕と貴方の差異に怯える臆病な心です。 僕と貴方の分離を恐れる、母親からの分離を恐れる赤ん坊の心です。 私事ですが、幼い頃母を亡くしてから今に至るまで、僕はその傷を乗り越えられずにいます。 結局の所、僕の根っこはマザコンで、母から離れられない赤ん坊の駄々を未だに胸に抱え続けているのだと思うし、そこから枝分かれした自意識が僕を振り回し続けています。 今後、そこに対しての疑問が解けた時、更に踏み込んだものが書けるんじゃないかと思っています。 精進します。お褒めの言葉ありごとうございました。 かるべまさひろ様 お褒めの言葉ありがとうございます。 かなり独りよがりな詩だなあ、と読み返して思いました。読み手に対しての配慮というのが、どうも苦手で。 「この崖」という表現は目から鱗です。 それだけで心象風景が一気に具体的になりました。付け加えてしまいたいくらい(笑) 帆場蔵人 様 読んでいただきありがとうございます。 テンポに関しては、書いた後快便の心地だったので成功かな、と(笑) そういう読み方があったのか!と驚きでした。 ここでの僕と貴方は、自と他の境目すら消してしまいたい、という気持ちで書いていたので。 自意識過剰に関しては、おっしゃる通りだと思います。 ありがとうございました。
0頑張ってください。
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