「Zero gravity dropping」 stereotype2085 featuring 貴音&EMI - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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「Zero gravity dropping」 stereotype2085 featuring 貴音&EMI    

EMI Zero gravityに滴がdroppingして戻らない 空の隙間にヒカリが落ちる頃には  月の24時間ストアに投入される太陽の 表裏を決める2085日目の音が 貴いね 「空に開いたブラックホールなんて構わない Zero gravityのせい」だなんて言っちゃう君の汗はやっぱり愛だね 君が振りむかなくたっていいじゃない 毎日楽しくて空気を食べるような甘みに合わせるメロディ stereo stereotype2085参ります行きます 韻を踏んでニコチン噛んで宇宙をぶっ壊すビッグバンの操り手 飛んだ未確認物体が電波の届かぬクレーターでフレアに焼かれて炎上 S・T・E・R・E・O2085 ワタクシのモンスターが29世紀で最強でサイコーだ! エントロピー増え続けて脳内モルヒネだらけで  酔っ払った迷妄を蹴っ飛ばして  パパラッチと一緒に母さんママさん父さんどっかに行っちゃった それで? だから? それで? いい? 分かる? 行くよ? 行くよ? もう我慢出来ない 紳士淑女の皆さま! 貴音お姉様の登場だ! 貴音 「


「Zero gravity dropping」 stereotype2085 featuring 貴音&EMI ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 10
P V 数 : 1263.2
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2018-09-03
コメント日時 2018-09-10
#受賞作
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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技巧00
音韻00
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閲覧指数:1263.2
2024/11/21 20時30分04秒現在
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    作品に書かれた推薦文

「Zero gravity dropping」 stereotype2085 featuring 貴音&EMI コメントセクション

コメント数(10)
かるべまさひろ
(2018-09-04)

だからこそサビが欲しくなりました。

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stereotype2085
(2018-09-04)

「サビ」。「サビ」とは何のことでしょうか。「反復される盛り上がり」とでも解釈すればいいのでしょうか。私はこの作品においては、歌詞的な要素を多分に省くことを念頭においておりました。一種の「反復される盛り上がり」に近いもの、かるべさんの仰る「サビ」に近いものはEMIパートにおいて用意されておりますが、それも過剰にならないよう、適度に隠ぺいしたつもりです。ですから「冒頭の楽節とは違う盛り上がり(サビ)」に欠けるという印象を抱いたのかもしれません。この作品においては、歌詞的ではない、三者三様(ステレオ、貴音、EMI)の繋がりを重視しました。その点では当作は成功していると確信しています。かるべさん、ライトレスでしたが、この作品にコメがついたのは一重に嬉しく思います。それでは。

0
かるべまさひろ
(2018-09-04)

stereotype2085さん、お返事ありがとうございます。 「歌詞的な要素を多分に省くことを念頭において」とのことで、質問が浮かびました。というのも全編歌詞に感じたからです。 なので、僕自身、なぜ歌詞に感じたのか、という部分を考えないとならなくなったので、考えてみました。 (歌詞と現代詩の違いについて述べるわけではありません。自分の感想の部分についてです。) 読んでいて、リズムとメロディを感じたのです僕は。 なので、僕は感情の面で歌だなぁと思って読んだので、「サビ」いわゆる歌のタイアップ部分を欲しくなったのです。 つまり、stereotype2085さんの用いる「歌詞」とはどういうものなのかを知りたくなるのです。僕の用いる「歌詞」とは違い、厳密に「歌詞」という意味や形式のようなものを、意識して「省いて」書いていらっしゃるとコメントで読み取れたからです。 そして、「三者三様(ステレオ、貴音、EMI)の繋がり」とのことでした。 僕もその点で成功している、というのは賛成です。 ただ質問が浮かぶのです。ではなぜ音楽を意識した形式なのに、「歌詞的」でないというステートメントになるのか。 なので、ぜひ「歌詞」ってなにかな、という部分が訊きたいなと思いました。 よろしくお願いいたします。

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stereotype2085
(2018-09-04)

「歌詞的」というものへの僕の認識はとてもシンプルです。始まり(Aメロ)があり、繋ぎ(Bメロ)があり、その最後を締める高揚(サビ)があるということです。それが繰り返されるものがすなわち僕の中で歌詞的なものです。「なぜ音楽を意識した形式なのに、「歌詞的」でないというステートメントになるのか」という質問については。まず僕が音楽を意識したかどうかはともかく、(かるべさんが音楽を意識してしまった、のはEMIパートにおける「メロディ」という表現も大きく影響しているかと思います)僕は自作へ時折向けられる「歌詞的だ」という批評に、やや食傷気味なのです。だからこそ僕は音楽的なリズムを持ったこの作品を「歌詞的だ」という評価から回避させたかった。ですから先のコメでの発言にもつながったわけです。ですがそれでももし批判的な意味合いで「歌詞的」との印象を持たれたのなら、僕にはまだ伸びしろがあると捉えるべきだし、僕は一層上向きたいとの意欲を持った方がいいでしょう。これで回答になっているでしょうか。なっていたら良いのですが。

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かるべまさひろ
(2018-09-04)

stereotype2085さん、ありがとうございます。 僕は「批判的な」意味合いでは「歌詞的」だとは思いませんでした。むしろ初読では声に出て笑って楽しませてもらったのです。 だからこそ僕の楽しさの先を感じたくなったのです。その意味でライトレスの内容は完全な感想でした。 stereotype2085さんの上記コメントでの使い方の「歌詞」という点では、今回は従前の枠からかなり外れていて好きな印象です。

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三浦果実
(2018-09-04)

なるほど。と、一読して思いました。明確にコンセプトがあり堂々とした潔さと熱量を感じました。しかしながら、本作のコンセプト、狙いと目的がビーレビの読者が読んだ時の面白さであるならば、残念ながらかなり滑っている作品ではないかと。少なくとも私はステレオタイプさんの本質が読みたい。一体ステレオタイプさんはなぜ現代詩を書いているのかということ。そのステレオタイプさんが持たれているであろう葛藤やら憎悪やらあるいは世界を美しいとするハート、あるいは誰にも明かさないダークネス。そのステレオタイプさんのオリジナルの文脈とパーソナルを読者が知っているという前提条件をステレオタイプさんは書かれ発表されなければならないと思うのです。というか、私が1番読みたいです。そのステレオタイプさんの本質を知っていて読むと、今作はまったく違った印象になったと思います。優れた道化師は笑いで泣かせる。 カオティクルさんの作品群の中に四国お遍路をモチーフにした超絶長い作品があります。それはカオティクルさんが「誰にもわかってもらわなくてもいい」と覚悟されて書かれた。私はその作品を読んだ後に、カオティクルさんの他の賑やか系の作品がまったく違った印象に変わりました。 長くなってしまいましたが、辛い物言いになってしまったかもしれませんが、本音で書いてみました。

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stereotype2085
(2018-09-04)

三浦さんの感想は僕へのリクエストだとあえて好意的に解釈しました。そうですね。ビーレビ読者の需要という点では応えきれなかった面もあるかもしれませんね。それは、シンプルにコメントの量、当作に反応した人の数にも表れているのでしょう。ただ、僕はこの作品を「stereo」「EMI」パートにおいては、エンターテイメント性で保護して書きました。特にEMIパートは完璧に「技術で構築された10代の女性像」であり、機械的な印象すらするでしょう。そこに面白味を感じるか、つまらないと一蹴するかは読み手の自由であり、僕にはそれを拘束する権限はありません。僕としては最終連で「EMI」が「現代詩へ関心を示した」と付記することにより、EMIの多面性について言及したつもりであり、EMIのある種のポピュラリティにでさえカバーを入れたつもりです。エンターテイメント性に隠ぺいされた内面をうかがい知るのも、また一つ面白味がある「かも」しれませんよ。この作品は美しく、肯定的な一面だけ巧妙にスポットがあたるような仕様にもなっているのです。また胸元を抉るような暗い、内面の吐露もあっても良いですが、技巧主義的な娯楽作品も今後の、いや今現在のビーレビに一つや二つあっても良いのではないでしょうか。最後になりますが、僕へのリクエストに応える作品は、期せずして既に半ば出来上がっており、近々公開となるでしょう。その時をお待ちあれ。それでは長々と失礼しました。

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stereotype2085
(2018-09-05)

かるべさん、三度コメントありがとうございます! 「批判的な意味合い」では「歌詞的」だとは捉えなかったとのこと。また声を出して笑って読まれたとの感想を聞き、とても嬉しく思います。僕の意識した「歌詞」という枠組みからも外れているとのコメントもいただけて感謝です。さて僕は三浦さんへの返信コメにかなりの労力を費やし、疲れてしまったのでお休みしたいと思います。かるべさんとのやり取りで「歌詞的かどうか」という点について話し合えたのはとても有意義でした。では。

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まりも
(2018-09-09)

折句の楽しみ、みたいなものを、もっと皆さんがやっても楽しいだろうな、と思っていたところだったので・・・冒頭から〈表裏を決める2085日目の音が 貴いね〉このあたりとか、名前を折り込んでいるところ、ですね・・・ほかの土地に足を踏み入れる時、その地を統べる神様への挨拶(ということは、畏れと敬意)に代えて、その神様の名前や、関わる物の名前などを折り込む、というもの。 星空が綺麗だなあ(よく打ち込んだなあ)・・・という感想は、評とは言い難い、かもしれないけれど。 貴音さんの了解を得て、この作品を投じているのか、どうか、という点が、ちょっと、気になりました。 貴音さんへのリスペクトが感じられる作品なので、大丈夫だろうとは思いますが・・・。

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stereotype2085
(2018-09-10)

まりもさん、今作にもコメントをつけていただいてありがとうございます! 名前を折りこんでいるところなどが「ほかの土地に足を踏み入れる時、その地を統べる神様への挨拶(ということは、畏れと敬意)に代えて、その神様の名前や、関わる物の名前などを折り込む」という興味深い事柄を交えて褒めていただき嬉しいです。星空、綺麗ですよね。まさに貴音さんらしいと思います。なおこの作品を投稿することは、貴音さんから事前に承諾を得ており、ビーレビューに投稿することを前提にして共作しました。貴音さんも詩の世界観に添って作っていただき、僕としても貴音さんを引きたてる一節を端々に入れて、お互いが気持ちよくなれる詩になったのではないかと思っています。

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