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移調された詩
畑は古びる 種をまいたのもつかの間 カラスがほじくる 谷にある祟りで デートが出来なかった 素手でゴシゴシ洗うこの手で 石器が撒けるのか ヒッタイトよりも古い 何十万年も(先)を見据えて (逆)に遡って行く勇気など ある筈もなかった 庭には都市が出来 涼風が吹き渡る 融和政策は崩壊し 険しい割り勘だ トモダチが払ってしまうから 漢詩人の厳春を頼った ネモ提督の潜行も問題だ ネタが尽きる頃に 浮き上がって来るのを期待する 卑猥な物の長さが聞けなくて 私は落ちぶれた 騎士階級に落ちぶれた 今となっては畑もネモもどうでもいい トモダチが軸となって 風が吹き渡ってくれればいい
移調された詩 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1016.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-08-22
コメント日時 2018-08-22
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「谷にある祟りで デートが出来なかった 素手でゴシゴシ洗うこの手で 石器が撒けるのか」との一連の流れでもうこの詩の虜になってしまいました。祟りでデートが出来ないんですよ! 何て斬新なんでしょう。面白味があるじゃないですか。筆者の意図とは違うかもしれませんが、そこはかとないユーモアを感じました。最後世捨て人のようなスタンスを取りながら「トモダチが軸となって 風が吹き渡ってくれればいい」という締め。ほぼほぼ完璧な仕上がりを目にした気分です。朝からありがとうございました。
0不思議な言葉の連なりに諧謔と二ヒリズムを感じました。 いつもながら独特の感性が味わい深いです。 ありがとうございました。
0stereotype2085さんコメントを有難う御座います。そうですね、谷にある祟り、素手でゴシゴシは自分でもこの詩のメインフレームと言うのか、メインワードだと思って居ます。後半はユーモアを利かしたつもりでしたが、私の考えでは男爵、準男爵、従者(騎士階級)と言う感じの連なり、順序が念頭にありました。
0岩垣弥生さんコメントを有難う御座います。そうですね、諧謔(ユーモア)やニヒリズムは詩の根幹だと私は思います。独特の感性も磨いて行きたいです。この詩はユーモア詩に分類されるかもしれませんがニヒルな感覚から言えば深刻詩にも分類できるかもしれません。そこのところをこれからも極めて行きたいですね。
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