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絶景
全て見下ろすところに立つ。この絶景の下ではこれからご飯を食べる人がいる。運転している人がいる。バイトをしている人がいる。これからセックスをするカップルもいれば、別れ話をしているカップルもいる。歩いている人もいれば、走っている人もいる。泣いている人もいれば、笑っている人もいる。生まれてくる人もいれば、死にゆく人もいる。馬鹿みたいに悩んでる私より悩んでいる人もいれば、私の千倍幸せな人もいる。この世界は妬ましくて、哀れで、幸せで、不幸せで、汚くて、美しくて、でもやはり汚くて、小さくて、大きくて、怖くて、優しくて、息苦しい。ただ、一つ言えることは、生きていればこの景色が見れるということ。
絶景 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1042.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-08-15
コメント日時 2018-08-23
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
貴音です。 こりゃ良い眺めですね。 なんかとんでもない事になっても 危害を加えられない所でもありそうです。 是非、これからもそこで詩を書いて欲しい。 皆も登れば良いのだ。 良い眺めだ。
0あ、すごい。すごい、普通の事を詩にできる人、本当に尊敬します。なかなか書きたくても、言葉って全く浮かんでこないものなのに、この作品は素直で、でもそれがいい。とても好きです。これからも楽しみにしてます。
0エモさの欠片は感じる。ユートピアなディストピアである世界を描いたこの詩の題名が「絶景」というのもいい。それよりも一番に詩的なのは「tttttkj」というハンドルネームだ。いい、とてもいい。
0投稿された直後に一読して、気のせいだと思ってコメントはしなかった。しかし、今、もう一回読んでみて気のせいではないことが判明した。この作品はめちゃくちゃ良い。わかりやすいのになぜだか深みがある。わかりやすいのに思想・世界観がある。しかもそれが鼻につかない。いけ好かない感じが全くないのだ。平易な言葉でもって、こんなに惹きつける原因は一体なんだろうかと思ってしまう。次回作品がめちゃくちゃ読みたくて仕方がない。
0拝見しました。 これはいい!詩のかっこよさが全くない、というと酷評の様になってしまいますが、詩によくある風景描写やかっこいい表現がなく、自然にただ書かれてあるのにこれはまさしく「詩」なんです。不思議なんです。こういう事を出来るのが本物の「詩人」だと確信しました。次回作大いに期待しております!
0皆様へ コメント拝見させていただきました。自分自身、将来への不安を感じ辛い時期なので、温かいお言葉に救われました。また、『君たちはどう生きるか』については、読みたいとずっと思っていてまだ読めてませんが、僕なんかの詩はあの偉大な作品の足元にも及びません。コメント、ご指摘ありがとうございました。また機会があれば投稿させていただきます。
0良いですね。神視点でありながら、「私の千倍幸せな人もいる」という一節から、神の目から見たものではない。すべてがすんなりと入ってきて、「やっぱり生きるのは悪くないな」との感興に至りました。ありがとうございます。
0tttttkjさん、こんにちは。 重陽の菊の節句に、一族で高いところに登って酒食を楽しむ習慣が唐代の中国にあったようです。なんだかそんなことを思い出しました。 あまり高すぎるビルではつまらないですね。ちょっとした丘の上や、駅前のホテルなんかから、のんびり人の営みを見るというのはこの上ない至福の経験だと思うのです。 >歩いている人もいれば、走っている人もいる。 この部分の無機的で意味の薄い書き方が僕は好きです。
0飛び降りようと思って昇った先で見た景色、であったら、どうだろう、そんなことを考えました。不幸も幸福も、美しさも醜さも含めて、ああ、今、自分はそれを見ることが出来る、と、ふっと思いとどまって、そこから詩を書く、方向にシフトした、というような設定。
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