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T
空行の腕に 切り込みを入れて 水色を注ぐ という幻想 束の間から まばたきから 葬列へとつづく 靴音 どの差を聞き分けて 末尾に滴るインクの彩度を 選別という 浅はかさ 殴られるまで そこは果たして有限なのか 手のひらに食い込んだ爪は 無言を埋めても 予期には 到底 届かず 光の屈折レポートに 留まってしまう 緩慢な速度でも 乾くなら 蛇行に投影
T ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1132.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-08-03
コメント日時 2018-08-13
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
言葉が情景を表すためにあるとしたら感情は言葉に宿り、物語を排除する。なぜならば、物語はロジックで組立てられてロジックのなかで他者とシェアされるものだから感情はあなたと私の空間にあっては錯覚でしかない。言い換えれば幻想。目を閉じて、そして開ける。葬列が私にみえる。逝く人々は私の肉親であったり友情の残骸を靴音に忍ばせるあなたかもしれない。かもしれないだけで、それは屈折であり、やはり言い換えれば幻想。選別を持ち出せば、それが有限であることを知る。そうであるならば、行き着く先のT字路。言い換えると、それは断絶。 閉塞感の漂う心象風景が心地良かったですよ。読んで良かった。
0序盤は淡い色彩が拡がってゆくのですが、殴られるまで~無言を埋めてものフレーズで、肉感的な色を瞬く間に帯びさせて、余韻のある・境界線のない色の曖昧さに漂うような感じに終止する景色が奇麗でした。
0三浦さん コメントありがとうございます まるで返詩のようなコメントでうれしかったです 三浦さんの解釈を聞けてよかった ありがとうございました
0北村灰色さん コメントありがとうございます 北村さんの目にそのような景色を映すことが出来てうれしいです 読んでくれてありがとうございました
0「手のひらに食い込んだ爪は 無言を埋めても」と最後の「蛇行に投影」がとても印象深いです。この詩にもし二連目、三連目があったらどんな詩になっていたのか、まるで続きを読みたくなるような作品でした。
0stereotype2085さん コメントありがとうございます 二連目、三連目とどのようにつづいていくのか、わたしには想像出来ないのですが、おそらく、蛇行に投影した何かがが乾いていくさまが、なんらかの形で描かれるのではないでしょうか わからないですけれど…笑 読んでくれてありがとうございました
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