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微細な
安心に恐怖が含まれているのを感じる。悲しみと悦びが癒着している。感情はいつでもそれ単体では沸き上がってこない。複数の相反する磁力の間にだけの人間の感情があるように思える。言葉から離れた場所に心があると常に意識しないと、すぐに曖昧な揺らぎは見えなくなる。
微細な ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 882.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-07-07
コメント日時 2018-07-08
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
相反する感情が、同時にせりあがってくる。それゆえに葛藤が起こり、混乱が起きる。その矛盾に苦しむ人も多いとは思いますが、「精神の拮抗作用」と言われたりもするように、矛盾や相反が同時に生起するのが、むしろ人間の感情の自然な状態であるらしい。その相反が激しい人ほど、物事を深くとらえられるということなのだと思います。 「複数の相反する磁力の間にだけの人間の感情があるように思える。」この表記は、これであっているでしょうか。反発する極同士の間に「だけ」感情があるのか、間に(ある)だけの(分量の)感情があるのか。 私の好きな詩人に、「太陽は美しく輝き/あるひは 太陽の美しく輝くことを希ひ」という表現で、あることとないこと、あってほしいこととそうではないことが、同時に生起しているという感状の矛盾をとらえた表現があります。 素材として、作者の発見として、「微細な」はとても魅力的なテーマをとらえていると思いますが、表現が丁寧すぎるところ、説明的過ぎるところがあるので、詩というよりは評論や論文風のエッセイに近いような印象も受けてしまう。 この矛盾する感情を、例えば比喩で表すとしたら、どうなるでしょう。自分の「感じ」にピタッと来る表現が見つかるかどうか。そんな試行を試してみるのも1案だと思いました。
0僕は僕の知らないものでできている。 みんなもだ。 知らない言葉、知らない食べもの 肉体の 知らない仕組み、その由来。 眼の中の光は、もう 滅んでしまった星のもの。 まぶたの裏に残す光の 記憶を転写する言葉。 それを君に届ける。 僕じゃないものが僕を通過して 爆じゃない君の 君じゃない始原へと 回帰していく。 さようなら。かつて僕だったもの、 とても甘いもの。
0「爆」じゃなくて「僕」でした!
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