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爪
湧き上がるもの、吐き出して 創るには値しないこの手 しばし休眠を入れるにも、足りず 人は俺を見もしないが、俺は人に取り憑く 信じてきたものが冷めた表現を見せると、俺はたちまち馬鹿になってしまう なに冷めてやがる いっそ、お前の背骨に弦を張っちまおうか きっと涙がちょちょぎれるだろうよ 彫りの深い奴だ 絵で描いたようにぎょろりとした目が、こちらを見る 奴は俺の中にいる 俺は是非彼に姿形を与えてやりたいんだが、残念ながら俺の身体はマダムがぶら下げてるちっこいバックのように頼りない 苦しいようだ だから汗を流し、壁を爪で搔きむしりやがる 出せ!出せ!と叫ぶ ちよっと待っててくれ 必ず、近いうちにお前の出番を設けてやる 湧き上がるもの、吐き出して
爪 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 845.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-05-27
コメント日時 2018-05-28
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
人にとり憑く。幽霊的な主体が人にとり憑く。彫の深い奴に。俺の中に居る奴。奴は俺の中に居る。俺はぜひ「彼」に姿形を与えてやりたいんだが。こんな何か雰囲気たっぷりな詩はいいと思いました。彫りの深い奴だとも言って居ますね。
0あるなぁー……と思い当たりました。
0私の書いた詩について、皆様が美しい持論を持ちかけてくださるのが嬉しくてたまりません、コメントありがとうございます
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