或いは - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

或いは    

いつも失い続けている 体温のように 凍えてしまう前に 言葉を残している 振り返るたびに蘇る それは 雨音の 密やかな乱れ 色のない酔い 宵の光は 透いていく歌声のように 艶やかに消えていった つめたくなれなかった月のように 信じたかった日があった 捨てきれないことを 捨てようとするたびに 雨が降る 或いは しとしと……と 或いは ざあざあ……と 揮発するボタニカルな香り 煙などいらない 目に見えないけれどあるもの 幾度失くしても 決して逃れることの出来ないもの 誰にもなれなかった そうして何にも 水はそのままに流れていくように 昏く暗渠より水音だけが聞こえている 或いは さらさら……と 或いは どうどう……と


或いは ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1219.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 2

作成日時 2018-05-03
コメント日時 2018-06-04
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性10
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成10
総合ポイント20
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成11
総合22
閲覧指数:1219.6
2025/04/12 00時34分41秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

或いは コメントセクション

コメント数(2)
かるべまさひろ
(2018-05-13)

本当は冷たく凍える雨の中を思い描けばいいのですが、 我が家でボタニカル柔軟剤を使っているせいなのですが、 洗濯物が干せない天気だなぁ、などと巡らせてしまいました。

0
まりも
(2018-06-04)

微妙なニュアンス、たゆたうような感覚をとらえようとする作品だと思いました。 一連目が、「いつも失い続けている」で始まるのに、一連目が「言葉を残している」で終わっているのは、詩を冒頭で閉じてしまう印象に繋がるような気がしました。 「言葉を残している」を、一連目から最終行に移動するのもいいかもしれない、と思います。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 1