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この道の先
溶けだした氷のような目を向けて 猫が横切る その尻尾は からかい気味にくるりと笑う・ 路地に消えた猫の尻尾を ため息だけがそっと追いかける 私はまた前を向き歩き始める 猫はもう忘れている
この道の先 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 861.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-05-01
コメント日時 2018-06-11
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「この道の先」は「私」ではなく、「猫」の「路地」の先のことなのか、と少し考えさせられました。
01行目の「氷」と4行目の「ため息」が表現の方向性としては被っているようにかんじるが、まぁでも全体的にまとまった佳作だなと思う。 私は最終行は「る」のままでいいと思います。時制をすべて現在完了形or現在進行形に揃えることによって表現に動作を付与できているし、特に「忘れる」という状態動詞を過去形という静止した表現にするのでなく「る」であることによって現在において、行動でなく「状態」であるのにそれが行われているというダイナミックさが生まれます。
0こんばんは。《尻尾》が《くるりと笑う》という言葉、おもしろいです。 ほんの束の間の出会い。そのとき《私》の内面でどんな感情が動いたのか、想像したくなります。 ともすれば、そんな短い出会いも《私》のことも、とっとと忘れてしまう《猫》のそっけなさに沿う形式にしたのかな、と思いたくなりました。
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