別枠表示
リフレイン
リフレインリフレイン 死んだのは心 リフレインリフレイン 離れたのはあなた リフレインリフレイン 望むまま リフレインリフレイン 崩れた世界を リフレインリフレイン 諦めた目で笑うだけ リフレインリフレイン でも忘れない リフレインリフレイン 死んだのは心
リフレイン ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 974.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-05-01
コメント日時 2018-05-03
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
心地よくてこの手段は個人的にとても好きです。螺旋しながら下落する感覚を飽くせず読むことが出来ました。体は死んでいないことを強調する場面自体の「リフレイン」がレアリスムとしての詩に華を持たせているように思います。素晴らしい。
1コメントありがとうございます。 大変ありがたいです。
0この詩はまず「リフレイン」という言葉の反復の合間に示されている内容を考えた場合、それは「死んだのは心/離れたのはあなた/望むまま/崩れた世界を/諦めた目で笑うだけ/でも忘れない/死んだのは心」という文章になり、この文の意を素直にくみ取るならば「私の心は今死んでいて、その原因はあなたが離れたということにある。この世界は崩れることを自ら望んでいるので、私はその崩壊を諦めてただ笑うことしかできない。でもそのことを忘れはしない。私の心は死んでいる」というような一種の惜別の詩を読み取ることが出来るように思いました(恋愛の要素を含む可能性はあるかと思います)。そしてここには「心」や「離れる」という行為、或いは「世界」などのそれぞれの語に多重のイメージは与えられていないので、このように素直な読み取りによってほぼ意味は一方向に(もちろん一つだけの意味ではないですが、多くの程度定まったものとして)確定できるように感じられました。 しかしこのような内容を示すにあたって、語り手は律儀にかつ冷静にリフレインという言葉を各一文の合間に挟んでいて、そのような感傷に浸りながらもむしろその語り方の側面に強い意識を向けているようです。語り手は単にその「死んだのは心/離れたのはあなた/望むまま/崩れた世界を/諦めた目で笑うだけ/でも忘れない/死んだのは心」という内容を伝えるだけではなく、むしろそれを「リフレイン」しているのだと繰り返すことによって、そのリフレインに関する強いアピールをしているように感じられます。何故語り手はこのように過去となってある程度冷静に捉えられるようになったはずの感傷を、リフレインという強いアピールを伴ってここに再提示しようとしているのでしょうか。それを考えたとき、その理由となるのはこの詩の中の「でも忘れない」というフレーズであって、語り手が既に冷静に捉えられるようになったその出来事をそのように忘れようとは決してしないからこそ、それがこの詩における形式としてのリフレインのアピールを伴って再提示しようとしているのではないかと感じました。 ここで、語り手はこの感傷をむしろ望んでもいるように感じられます。例えば「死んだのは心」と言いながらも、実際のところは語り手自身はまだ感傷を覚える心と今ここでそれを語ろうとする意識を維持しているのであって、そのような現在を捨象して「死んだのは心」なのだと断言することは、むしろ語り手の要求が現れているように思いました。また、その心が死んだ経緯については恐らく「望むまま/崩れた世界を」という点で述べられていて、この部分では「世界」が自分の意志の「望むまま」に「崩れた」という認識が示されていると思うのですが、しかしながらそれは「世界」という茫漠とした存在に崩壊の原因を求めるという曖昧な認識であり、語り手はその原因を追及することを既に「諦め」て望んではいないようです。以上の点をまとめると、私としては、語り手はむしろその感傷に未だ浸っていたいからこそ「死んだのは心」なのだと断言し、そして原因を深くは追求せずに「でも忘れない」という形で記憶をリフレインし続けているのではないかというように思え、この詩の意図はそのように詩として記憶をリフレインすることによってその記憶を何度も呼び覚まそうとするところにあるのではないかと考えました。
1こんばんは。最初の一行と最後の一行が同じということは、最後が最初になってエンドレスに繰り返しつづけるのでしょうか。(仮にそうだとすると、想像するに)呪詛のようでなかなかに恐ろしいです。
1日下ゆうみさん コメントありがとうございます。 考察ありがとうございます。 藤一紀さん コメントありがとうございます。 特にエンドレスになるようにした意図はないですが、ちょっと不気味にはなったかもしれません。 ありがとうございます。
0