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乱酔夢脳内夜景
酔っ払っい 外世界に飽和した眼球が がらり裏返り泳ぐ海 乱酔スイミング スウィンギング脳波 星状神経のナトリウムが 金色にスパークしてる虚空 その下に広がる緑の海原 酒浸りシナプス叫びちらし 海洋の潰瘍深く抉れど 感傷の不在が感情の画材 エメラルドのキャンバスに突起伸ばして 真っ赤に塗り潰したいだけ 吹き荒れる突風 群青の鬣なびかせる海馬の大群 きれぎれの記憶全部 吐き散らし、笑い飛ばして 泡になっちまえ 夜の一番深い時間 不覚不定の底のそこに 淡蒼球眠る 蒼穹駆け巡る夢をみている
乱酔夢脳内夜景 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 924.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-04-04
コメント日時 2018-05-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
これは…本当にすごい。 支離滅裂なように見えて、実は全くそうではなく、詩として一貫性がある。 言葉選びも抜きんでていて、超現実世界的なのに容易に想像できる。 全体が絶妙なバランスで保たれていて、不自然にに飛び出しているところがない。 その均整の中で 吹き荒れる突風 群青の鬣なびかせる海馬の大群 きれぎれの記憶全部 吐き散らし、笑い飛ばして 泡になっちまえ ときたもんだから目がチカチカしてしまった。 リズムもしっかり整えられている。 本当に素晴らしい詩だと思います。 私は今後酒を飲んだとき、この何度もこの詩を思い出すと思います。 宝物になりました。 ありがとうございました。
0冷色のイメージを伴ってこんこんと、心地よく酔っていくさまが気持ちいいです。 私もお酒飲みながらこの詩を読みたい。
0山本さま コメントありがとうございます‼︎ 滅裂なようで一貫したイメージの詩を作りたかったので、意図したままに読み取って下さり、本当に嬉しいです! 宝物とまでおっしゃっていただけるなんて、感動してしまいました!こちらこそ、本当に嬉しいお言葉、宝物にしていきます。どうもありがとうございます‼︎
0社町さま コメントありがとうございます‼︎ はい、青や闇色を基調とした、酔った脳内の風景をイメージしました。お酒に楽しみを添える肴にしていただけたらとても嬉しいです。どうもありがとうございます!
0目玉が裏返って、サイケデリックな脳内の(無限に広がる)宇宙空間を幻視する・・・ 外の世界に飽きた(とは書いていないけれど、飽和した、という感覚、情報過多の外部世界への拒否感を感じます)眼球の意志のようなものを感じました。 ナトリウム、エメラルド、などの鉱物系の語感、シナプスや海馬といった術語的な用語を、実際の意味よりも言葉の喚起するイメージでとらえ直すセンス、直接意味の繋がらない言葉同士を、言葉の音韻で飛び石のようにつないでいく音感など、とてもハイセンスな作品だと思いました。 欲を言えば、脳内に広がる無限/夢幻のきらめきを見た、その入り口で留まってしまっているので、もっともっと、その内部に踏み込んで行ってほしい、あるいは、そのきらめきの間に、なんらかの別個の意味や存在を見いだしてほしい、そんな読後感もありました。
0まりもさま コメントありがとうございます。ご指摘の通り、「飽和」という言葉には、飽きた、という意味合いを含ませて使いました。 おっしゃられるように、この詩は、脳内の無限・夢幻の煌めきの扉で終わっていると感じます。さらに作品として深めていけたらと思います。 ご丁寧なご感想、ご指摘、ありがとうございます。
0まりもさま コメントありがとうございます。ご指摘の通り、「飽和」という言葉には、飽きた、という意味合いを含ませて使いました。 おっしゃられるように、この詩は、脳内の無限・夢幻の煌めきの扉で終わっていると感じます。さらに作品として深めていけたらと思います。 ご丁寧なご感想、ご指摘、ありがとうございます。
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