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ラーメン外交
とても面白い 銀河の先の小さな針 「ねえ。みてみて」 と言ったわいいけど 首をひねり 良かったね、 と。 四次元ホールの先は、 わからない。 ま そうだよね、 そう そんなもん、 と言いながら ここに流れ星くるよ! 彼に言う。 卵焼き、焼きながらブラックホール考えている 私と 机にかじりつかされて 明瞭な発言要求されている 彼 蓋を開け 食べる麺類は 2人をインスタントにして 近づけてくれる すみかを分かつ午後三時 言語を翻訳できる夕刻と 宇宙の隅にある部屋にあるテーブルの上の 空のプラスチック容器
ラーメン外交 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 820.1
お気に入り数: 0
投票数 : 4
ポイント数 : 0
作成日時 2025-02-11
コメント日時 2025-02-28
項目 | 全期間(2025/04/12現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
壮大な。
0壮大、けど小さいんです…。
1宇宙船の中でも食べたいよ。カップラーメン。 外食で食べるラーメン屋さんの経営は苦しいらしい。この物価高です。 そんなこんなでわたしたち二人の間にもある宇宙。カップラーメン。 他愛ない日常生活とこのカップルが想像する宇宙空間という乖離感覚がピュアに展開されていて、カワユイのですわ。
1おはようございます。 「空のプラスチック容器」がとても良いです。 「そらのプラスチック容器」とも読めて。 タイトルが「ラーメン外交」となっているので、宇宙人とでもお話してるのかな? と思いました。
1いい作品ですね! 真似ができないセンスがあると思いました。ささやかな生活と感覚に焦点を当てて、難しいこと言わないけど説明せずに。 銀河の先の小さな針 から引き込まれました。
0ラーメンが食べたい!そんな気持ちにさせてくれます。感情に訴えかけると同時に知的である 詩だと思いました。美味しいということは、良いことですね。二人を近づけるものが ラーメンであるならば、人と人をつなぎ、家族を近づけるのも、食事である、というような ことを思いました。
0『飽きるまで』の親しみやすさや、人間的な思考、と直結した動きも面白いと思いました。しっかり刺さるところもありましたし。 それでも、どちらかと言えばこちらが好みでしたね。 こちらの作品は対比と広がりが面白いんですよね。独特で素敵です。計り損ねる二人の距離感と重なるように現れる測りきれない宇宙規模の単語たち。考えることもやることもすれ違いながら、それでも庶民的なラーメンと夕刻が無条件に距離を縮めてくれる素朴な情景。日常の臭いを感じさせてくれます。言葉の選び方もホッとします。 お話を足下に収めると言うか、お腹に収めると言うか、流れの組み立て方がいいですね。 あと題名が刺さりました。『外交』はお見事です。
1他人って宇宙ですからね… 時に「明瞭な発言」を求めたいし、ここに居ない誰かのことを考えるのは、「ブラックホール」の謎を考えることと似ています。 小さな関係の中にも壮大さはある。コメント欄の方々も指摘されてますね。 第一連、第二連、ある二人の人間の会話のようにも見えますが、銀河の先からこちらを覗いてくる高次元的存在の会話にも見えます。最終連のカメラの、人間に焦点を当てないズームインの仕方も相まって、そのようにも読めました。面白い詩です。
1四次元ホールの先は五次元やN次元と言う訳ではないでしょうが、流れ星が来ると言われると腑に落ちるのが不思議です。
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