不発弾 - B-REVIEW
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ことば

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花骸

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不発弾    

マガジンに納められた、私。 微かに、磯と燃え屑の香りがした。 カシャ、と薬室へ押し込まれる、私。 筒の先では、暖かな春風が的をなびいていた。 今日は私の、最初で最後の仕事の日だ。 上手くできるだろうか?上手くできているだろうか? 今はただ、信じるべきだ。私はこの日の為に生まれてきたのだから。 筒から見える景色の真ん中に、対象は移動したようだ。 さて、仕事だ。 …。 ………。 ………………。 しかし、奇怪な爆発音は聞こえなかった。 そのまま私は、弱々しく外へ投げ出された。



不発弾 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 260.8
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-11-30
コメント日時 2024-11-30
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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音韻00
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閲覧指数:260.8
2025/04/12 04時57分49秒現在
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    作品に書かれた推薦文

不発弾 コメントセクション

コメント数(3)
エイクピア
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(2024-11-30)

弾丸の擬人化でしょうか。マガジン=弾倉ですね。「仕事」の内容がぼかされていますが、暗殺などをどうしても想起してしまいます。最後の描写で不発に終わったかのような感じで、余韻の果てにまた余韻が発生して居るような。

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よんじゅう
よんじゅう
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(2024-11-30)

私はこの日の為に生まれてきたのだから。は書かない方がよかったかもしれないっす。書かないと性でも生でも楽しめるのでは?と感じました。

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熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
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(2024-11-30)

着想がとても面白いですが、タイトルから既にネタバレを食らい、後半の「……」という沈黙でも、展開が読めてしまいました。 たとえば、弱々しく外に投げ出された後のことや、自分は着弾するが、次の弾が不発弾で、後続が来ない、などなど、ひねった展開での銃弾の心を読んでみたいと思いました。

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投稿作品数: 2