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欲望の枷
我々には、枷が付いている。 どんなに手を伸ばしても少し前にあるものですら、その手に触れることはできない。 ただ、手にすることができるのは目の前にある誘惑である。 目の前の誘惑に縋り続ければ、一生その枷が外れることはない。 外れる方法はたった一つ。 毎日、枷を外す方法を探るのだ。力づくでもいい、計画性があっていいのだ。自分が思う限り探るのだ。 枷を外せない奴は、単に自身が非力と感じているだけなんだろう。
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欲望の枷 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 672.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-11-25
コメント日時 2024-12-08
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
では即興で返詩を。川柳で。 枷がある だからどうした 牛の世話 枷が付く それはそれとて 義務を成す 枷が手に 「外してどうする」 座禅組み 枷引きて 牛を愛でたり 餌をやる
1此の度は、歌誌「帆」自由詩掲載欄へとご投稿を賜りまして、允に有り難うございます。 未だ、ご応募受付開始よりは間がございます。 暫し、(凡そ、冬季=年始頃に始動との計らいでございますから、その時分迄。) お待ち下さりますと嬉しく存じ上げます。 御作を、拝読させて頂きました。 欲動の成就こそが新たな「枷」となる、一見矛盾を為された思弁ではございますが、 至極事実を、正鵠を射ていらっしゃる様にも、考えられます次第でございます。 而して、欲動の――個体、集合の維持、拡大欲求の――直接的否定をしてしまいましたならば、即刻死へと赴かざるを得ないことでございましょう。 其処で、本作に於きまして思案為された行為とは「鍵を外す方法を探る」という、間接的な表現であり、 その曖昧性の浪間にこそ詩的情緒を憶えました次第でございます。 簡潔且つ、命題的訴求力もございます(と思われます)御作でございますから、 例えば、コンセプトの異なる短詩を十篇程並置致しましたならば、箴言的面白みも弥増しになられるのではないでしょうか。 上手いのですけれども、矢張一線を画す某かが必需と為ります様な心持が致します。 如何か、力作を期待致して居ります次第でございます。 それでは、復のご挑戦をお待ち申し上げております。 此の度は、ご応募ご投稿を賜り、允に有り難うございました。
1まだ伸ばせる作品
0「欲望の翼」って台湾映画があったよねーだいぶん前の映画ですが、ストーリーは忘れましたねー僕の枷はどうしてもとれんみたいッスねーいいことをしても拝んでも愛しても詩を書いてもねー性急に結論求めるより、その過程をつらつらつらとやっていくしかねいよなーと自戒の念をこめて!伸ばしてこー
1心理学の有名なメタファーに「鎖に繋がれた象」というものがありますよね。 サーカスの見世物として調教される哀れな象。サーカスの調教人は、この象を生まれて間もない頃に頑丈な鎖でつないでしまう。小さな象の力ではこの鎖の杭を抜くのは不可能である。象がまだ幼く純朴なうちに「ここからは逃げられはしない」と”刷り込み”をやる。すっかり大人に成長した象は、すでに自力で鎖を外す膂力を得ているにも関わらず、何もかも諦めてしまっている。たとえ鎖につながれていなかったとしても、逃げようとしなくなる…。 巧い喩えだなと思うんです。この象にしても、調教人にしても。 まあ、これって加害/被害関係の二者択一を迫られたフィクションではないかな?と思うこともあるんですけどね。真実はもっと赤裸々なんではないかな、と。
1「枷」の存在。擬人化されているわけでもなくて、枷を外す方法を模索している。「非力」の意味が重いと思いました。
1頑張りたい今日この頃
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