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キャベツ
キャベツよー!この人キャベツよー! それは八百屋の店先 年配の女性がヒステリックに叫んでいた 前の若い奥さんがキャベツ25円で 自分だけ68円なのが気に入らなかったようだ とにかくキャベツキャベツとうるさいのだ 若い奥さんが八百屋のおじさんに言った 私払います。ハイ70キロ。 キロって何よ?私は68キロもないわよ。 私Fカップなんです。着痩せするタイプなので。 火に油を注いでしまった あなたここの店長でしょ。何とか言いなさい! 雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ イツモ静カニ笑ッテイル ソウイウヒトト ワタシハヤリタイ おじさんは意味不明な詩を読んだ お客の女性二人はダッチワイフのような 表情でそれを聞いていた
キャベツ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 686.4
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-10-25
コメント日時 2024-11-02
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おもしろいことはおもしろいです。 ~私払います。ハイ、70キロ。←ここの皮肉ですね。もう一捻りほしいかな、と。 例えば私払います。ハイ、「 ? 」に70キロ。誰か有名人の女性の名前がほしいなあ、と。 もちろん、「 」書き込みされた本人に叱られても責任は持てない。笑
0一人もまともな登場人物がいないのが面白い。というか、たわしさんは面白すぎますね。ビーレビューで群を抜いていると思います。ビーレビューの外に目を向けても、う~ん、こんな笑わせてくれる詩人はまだ私はみつけられていないような。 ちょっと形式的なところからいきますが、小説や短編にもできそうではないかと言う人がいるかもしれません。が、私は、「詩」だと思わせてからの読み手のバイアスの利用も、笑いを生んでいると思います。おそらく小説や他の形式だと同じようには笑えなさそうな、そんな気がします。 なんなら笑いだけじゃない。再読していくと、「キャベツよー!」という表現など意味不明なはずなのに、起き得るかもしれない日本語の錯綜だなと興味深く思えたり。(「この人キャベツ(安く買ってるわ)よー!」と省略されてるところを補うとそんな感じ?) そもそも後半はキャベツが置いてかれている。売買などという意識が希薄になっていく暮らし。街に慣れていくと人々を見るようになっていく、そんな面白さ。 最後から二連目、失礼だと言う人もいるかもしれませんが、不覚にも笑ってしまった。好きなブラックジョーク。 良い詩でした。
0よく読むと、じつに端正な現代詩で、驚いてしまう。 >お客の女性二人はダッチワイフのような >表情でそれを聞いていた →ダッチワイフの表情 これは今時のやつではなくて 昔からいたタイプの方ですよね、たぶん... 見つめ合うと素直におしゃぶりできない (TSUNAMI/サザンオールスターズ)
0賢治の引用が光っていますね。
0こんにちは。コメントありがとうございます。この作品もよくわからないけど 、メルモのコメントも難しいですね。
0こんにちは。 コメントありがとうございます。女の人が、キャベツと叫んでいるのは、差別を主張しているので、この作品はかなり不謹慎ですね。
1こんにちは。コメントありがとうございます。おまる君は評論家に向いてるんじゃないかな。どう見てもどうしようもない作品に長所を見つける能力。
0こんにちは。コメントありがとうございます。賢治なんとしたの名前でさらりと呼ぶところが通ですね。
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