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智慧熱
君の膝を見たことがない 二つの丸い膝 君の眼を見たことがある 二つの丸い目 君の愛を知っている 一つのあったかい愛 君の声を知っている 大人しくやわらかな声 君の頭をなぜたことはない まだ会っていないから 君と話したことはある 最長5時間話したね お互いに智慧を磨き合って 問題抱えながら別れたね でもまたやってきたんだよ 問題はややこしくて解くのに智慧熱が出る 君に会って全てを氷解させよう 誤解と苦しみで固まった固体が 智慧熱が出て溶けてしまう 誤解も苦しみも氷解していく 初めには存在していなかったはずの誤解が あらゆる世の出来事の錯綜によって めちゃめちゃに固まってしまった 誰かが緩ませなければ ああ私の智慧熱 あなたもきっと智慧熱 八方手尽くして探し求めた私の唯一の答え 人類が持って良いたった一つの答え それを得られれば智慧熱も収まる 愛の風邪をひいてしまったよ 君は女医さん 私も名医 お互いに自分のことばかり後回しにしてきた そのツケがまわってきた 自分を愛さないで生きていられるような そんな気がしたのは気のせいか 本当はみんながみんなに愛されたかった この世を変えて行く力が言葉にはある 智慧の真言を伝えよう 二人っきりの部屋で親しみの言葉を話そう 世の全ての人が実践してきた ヒューマンアニマルの真言 観音様よありがとう 犬も猫も象も牛も従えた もっとも責任感の強いヒューマンアニマル 皆が真言を唱えている お互いに思いやって心の中で繰り返した 会ってみたらお互い様 皆が真言を唱えるのだ まずは挨拶から始めましょう
智慧熱 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 670.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-10-04
コメント日時 2024-10-12
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
誠実な印象の詩にこの世の渡世の嘘や裏切りや残酷、無念や不条理を思い出した。世の中に行動する善人が増えると良いです。恋に生き様を重ねる理想が叶うと良いです。
1「この世の渡世の嘘や裏切りや残酷、無念や不条理を思い出した」親は、大人に近づくと、 大人になり切れない僕に向かって、世間知を学ぶようにと導きます。世間の厳しさを 教えます。でも、また一方で、悪い人間になるな、悪い心を持つなと教えます。善人とは、 感情の教育がうまく行っている人だと思います。恋や愛のために生きる、友情のために生きる、 博愛のために生きる、心に自分で決めねばなりませんね。いつか死ぬならば、その生において、 やりたい放題に欲を満たして生きるのは、表現物からも明らかなように、正義や自由や愛や といったことを、人間の本性として捉えるか捉えないかという違いになります。 生まれさせられる人間は、生まれさせられたことの感謝するようにできている、 すなわち、人間を超えたものへの畏怖を、必ず感じなければなりません。自分勝手に、 他人を貶めて生きるのは、人間以上のものによって、正されることになります。 世は、法律に定められた範囲で生きているのであり、それを破れば、罪に問われます。 バレなければいいというわけではないのですよね。
1考えすぎて智慧熱で熱々になった2人が出会い、凝り固まった塊に手を当てると熱が手のひらから伝導していって溶解する…という光景を思い描いてなんだかシュールで面白いと思いました。ちょうど熱力学を勉強しているからなのか、何か智慧熱の物理的特性(空想上の)を大真面目に考えたい気分になりました。(全然詩の内容を踏まえておらずすみません。)
1智慧熱の発想は良かったです。ひとりではなくふたりでこそ,というのも。ただ饒舌かな、とも思います。愛の風邪からの女医さん、名医あたりの掛け合い。肩に力が入りすぎてないかな?と感じます。元々、書き慣れた地力のある方なので余計に部分で余剰を感じてしまいます。たぶん、もっと言葉を削って余白を産んだ方が作品に余韻がうまれるのではないでしょうか。
1熱があるということは、エネルギーを発しているということ、仕事をできる力がありますね。 つまり、智慧熱があるというのは、エントロピーが少なくなるということ。手のひらっていうのは、 面白い想像ですね。どうも、ありがとうございました。
1沈黙が怖いところはあります。苦に怯えているわけです。余白を産むという考え方を したことはなかったので、なるほどなあと思いました。ありがとうございました。
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