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コント原稿 手術
医者「では手術を始める。メス」 助手「はい」 医者「メス」 助手「はい」 医者「メス」 助手「はい」 医者「違う。別なメスだ」 助手「え? 別なメス?」 医者「早くしろ! あるだろう!」 患者「メスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメス」 医者「見ろ! 患者がメスメス言い出したじゃないか!」 助手「なんで手術中の患者がそんな事を言い出すんですか!」 医者「まれによくある! 早くしろ!」 助手「どれだって言うんです!?」 医者「はい♀!」 助手「♀のマーク?」 患者「GOOD!」 医者「よし、落ち着いた」 助手「なんで落ち着くんですか?」 医者「まれによくある。気にするな。メス」 助手「ええ……。はい」 医者「メス」 助手「はい」 患者「メスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメスメス」 医者「しまった! また言い出した!」 助手「だからなんでメスメス言い出すんです?!」 医者「そう言いたい年頃なんだろう! 早くメスを!」 助手「もうあのマークはありません!」 医者「はい雌!」 助手「書道?!」 患者「OK!」 医者「ふう。よし、まれによくある」 助手「いや、まれにあるんですか? それともよくあるんですか?」 患者「ロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロスロス」 医者「次はロスロスか! 大変だ!」 助手「一体何なんですか! この患者!」 患者「ロス!」 医者「アンゼルズ!」 助手「ロサンゼルスって言いたいの?」 患者「EXECELLENT!」 助手「何がしたいんだよ!」 医者「まれによくある」 助手「まれにあるの? よくあるの? どっち?」 患者「トストストストストストストストストストストストストストストストス」 医者「次はトストスか!」 助手「トスって何?!」 医者「トスと言えばトスしかないだろう! 早く上げろ!」 助手「だからトスって何だよ!」 医者「ええい! 私がやる! トス!」 助手「バーレボールのトス?」 患者「スパイク!」 助手「スカした! これで得点は相手側に! ってなんで手術中の患者がそんなに活発に動くんだよ!」 医者「落ち着きのない年頃なんだろう! まれによくある!」 助手「どんな年頃? だからこれってまれなの? よくあるの?」 患者「ビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビスビス」 医者「次はビスビスか! ならば喰らえ!」 助手「電動ドリルでビス打ち! あーもう、滅茶苦茶だよ!」 医者「む! 見たまえ、これがこの手術で取り除くべき病変だ」 助手「ありましたか!」 医者「ボス」 助手「缶コーヒーのボス!!?」 (医者と助手と患者で缶コーヒーを同時に開けて一気飲み) 医者・助手・患者「このろくでもない、素晴らしき世界」 助手「って何をやらすんだよ! ろくでもないのはこの手術だよ! 患者はもう元気じゃないですか! 一体何がどうなんているんです!」 医者・患者「まれによくある」 助手「あってたまるか! もういいよ!!」
コント原稿 手術 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 754.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-10-04
コメント日時 2024-10-09
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
久々のコントネタ〜★ 今回も面白かったです(*´ω`*) 実際に起きたらびっくりするけど…(笑)
0何気になかなかまとまらずに苦労してたりします。 いい感じにクレイジーな作品になったかと思います。 楽しんでくれてなによりです。
1何となくおかしく、笑ってしまいました。
0楽しんでくれて何よりです!
0現実では有り得ない手術の場面だと思うのですが、「コント原稿」とタイトルを読めば納得がいきます。「まれによくある」のセリフが最後は医者と患者の両方のセリフに。助手があきれているのもわかるような気がします。患者の止まらなくなる二語の繰り返しに、詩語の開拓があるのではないかと思いました。同じ二語を繰り返すだけなのですが、医者や助手に言わされているというよりはむしろ、医者や助手に共鳴している患者だと思ったからです。
0まさかナンセンスなコント原稿に真面目な考察をして下さるとは! ちなみに「まれによくある」というのは一昔前のネットスラングです。 ファイナルファンタジー11の攻略掲示板でこういう言い回しのする人が現れ、周囲が面白がって使って行ったそうで。 ナンセンスさが強調するのにいい言葉だと思い使ってみました。 >患者の止まらなくなる二語の繰り返しに、詩語の開拓があるのではないかと思いました。 想定外な提言です。 しかしありえるか。 元々繰り返しが好きなのはあるのですが。(「うしうしうし」と繰り返した作品はいくつかあります) >医者や助手に共鳴している患者だと思ったからです。 この視点は考えてませんでした。 この点を考慮して作品を作るのはありですね。
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