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青侍
酸っぱいりんごから芯抜きで今 ゴスッと引っこ抜く芯 俺はやがて穴の向こうに見るだろう たった一つの揺るぎない真実を 俺が世界より底抜けに青いという真実を 昨日ビルの間から見た空も 隙間にすとんと落とすテトリス棒みたいな ひとすじの青だった 俺のキッチンでパイを焼く日曜 頭と生地は冷蔵庫でしばらく休ませとけ 月曜からこねくり回している屁理屈に すとんとめん棒差し込んで お前はどんぴしゃ正論打ち付ける 華麗なるテトリス すれっからしの生存競争だ つっかけで駆け出す秋 お前と揃いのスウェットでドンキに行く そんな世界観でいい 俺に背骨をくれ 絶対的支柱のような確信をくれ バトンつかんだら せえのでつっかけ競争是非もなし
青侍 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1264.1
お気に入り数: 0
投票数 : 7
ポイント数 : 0
作成日時 2024-09-09
コメント日時 2024-09-23
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こういう元気でるのすごく良い。バランスも良い。
1凄すぎる。なんだこの疾走感。衝撃的でした……。
1ばちっと決まっててすげえ読ませる、好いな。んだけど何故このtitle? いや、問題もないし違和感もないけど、不思議に思った・・・
1↑空目大臣からすると、タイトルは「青(い棒)待ち」に見えて、その字も行人偏になるための一画の棒を待ってる感じがしましたけど、どうなんでしょう。 作品の感想、また後日書きに来ますm(__)m
1とても良かったです。 筆力が伝わってきます。
1青侍(あおさむらい)は、貴族・公家の家政機関に勤仕する侍のこと。(Wikipediaより)まあだからそういう人の話なのかなとは思ったんだけど、中身からはそういうイメージにならないので、その逆をついてるようにでセンスいいなと、興味持ったんすよ。もしかして深読みだったんだろうか……もしかしてマジで 待…なのか…(ついでにコレのtitleまず見てミハイさんの日雇いザムライをおもいだしたんですよね、そしたらMV上がってたタイムリー!後で見に行きますネ)
1コメントありがとうございます。アッパー系ポエマー目指します。
0コメントありがとうございます。褒めて頂けて嬉しいです。 疾走感ですか、なるほど。確かに今回は書いてて気持ちよかったです。
0コメントありがとうございます。そのように言って頂けてとても嬉しいです。 タイトル候補はいくつかありましたが、これになりました。
1行人偏になるための棒待ちって、お子様ランチになるための旗待ちのようなアレですよね。 ミハイさんは擬人法をよく使うイメージですが、かわいい感性をちらりと覗かせる表現に、私はいつもくすぐったいような懐かしいような気持ちになります。
1筆力を認めて頂けて恐縮です。ありがとうございます
0これは大企業アップル社の戦略に躊躇いもなくスマフォばかり持ち歩く馬鹿と口先達者で格好つけてる小生意気な若造を皮肉りもじっていて痛快だ。こんな世の中で誰に仕えれば俺様は上級社員足り得るいいと言うのか。誰だか聞かせてくれ。という。
1コメントありがとうございます。 複雑にこんがらがった社会だ〜組織の中でがんばれサラリーマン♪みんな病んでる〜って昔、ミスチルが歌ってましたね。 公家、上級貴族に仕える青侍ですが、ケツの青い未熟者または底辺ブルーワーカー的な意味合いを込めた今回のタイトル「青侍」でした。 アップル社はアップル社でも、今回イメージしたのはアップルレコードです。マグリットのオマージュである青い林檎のロゴで有名な会社です
0ごみ箱。即座に空にしろ。
0修辞はべらぼうにうまいが文章が硬いですね。こういう文体は、短気な人には散漫にみえやすい、そしてネット詩には短気な評者が多いのです。この文体がごみ箱呼ばわり等の理不尽な誤解を受けやすいことを、頭の片隅のさらに片隅に入れておいても損はないかもしれません。ハイレベルな書き手には覚悟も必要です。修辞は本当にべらぼうにうまいので、以後どうぞご躍進ください。
1ごみ箱を空にしたら何なの?
1コメントありがとうございます。自分にとっては大きなヒントが隠された、とても貴重なコメントでした。じっくり消化したいと思います。 文体が硬いとのご指摘、非常に参考になります。自分ではなかなか気づけないところなので。書こう書こうとキバりすぎてるんでしょうか私は。まだ手探りでわからない事だらけです。これからももっとレベルアップできるよう努めます。
1「すれっからしの生存競争」、「俺に背骨をくれ/絶対的支柱のような~」のところが肝なのかなと。 世の中すれっからしだから、自分の芯だけは避難させているような、そういう生き方が見えました。要は、自分の青さは抜けた芯に空が映る青さで、本当は空っぽ。防衛本能から、不自然な純粋さになってしまっていた。だから、支柱=芯をくれと叫んでいるのかなと。 以前なんとなくコメントしたのと同じで、芯を待っているという詩だと思いました。でも、芯抜きしたら不可逆ですよね……うーん、儚い
1コメントありがとうございます。 ミハイさんはいつも丁寧に読み解いてくださって、また、実際以上にカッコよく意味づけてくださって、本当のところは違っていても思わずそういう事にしておきたくなります。時々、答えを言うのが恥ずかしくなります。 棒待ちは計算になかったですが、さすが着想が冴えてますね。勉強になります。
1「お前はどんぴしゃ正論打ち付ける」 こんな詩行にハッと立ち止まります。穴の向こうの揺るぎない真実にも立ち止まりましたが、「正論」と言う言いかえが印象的だったのかもしれません。
0コメントありがとうございます。 印象的な詩行を評価して頂き恐縮です。勉強になるコメントでした。
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