女神 〜君の瞳と大地の色彩〜 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

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花骸

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女神 〜君の瞳と大地の色彩〜    

君は今もなおこの胸に 清らかな水鏡のように映っている あのしとやかで澄んだ愛想は仄揺れていて 愛らしいあどけなさは浮かび上がってくるかのよう 君の呼び声はまるで夢中のように木霊して 僕を終わりのない白昼夢へと誘う モンシロチョウの白が田園に淡く シースルーのブラウスからあの華奢な二の腕が見える 亜麻色の瞳には琥珀のような結晶が宿っていて その煌めきがこの胸に厳かに降りしきる 冬の女神のようにたおやかで澄ました君へと 恐る恐る近づいていってその手を取れば 可憐な儚さに情熱の稲妻がこの胸を撃ち 咲き始めたあどけない笑顔に遥かな夏が開けてゆく 海岸を君とドライブできたなら 世界の煌めきも切なさも 甘やかさも、きっと ぜんぶぜんぶこの胸に抱けた 消え入りそうな蝉の鳴き声抱き止めて 海を見下ろしているだろう向日葵 健気にも寂しそうな立ち姿は流れ去り 変わることなく流れる海もどこか切ない いつかはこの星だって消えちゃうんだって 今が儚いほどに夢のように煌めいて "海"を2人胸に仕舞えば 帰ったら作ろうねと朗らかに約束をした ありふれたカレーの仕度こそが奇跡になる 緩やかなカーブを描き続けるほどに そうして夏は淡く遠のいていき いつしか2人、秋の小路を歩いていた しんなりとした静寂に包まれたこの星で ひとえに掌で君の来歴を想っている 気づけば君はスッと傍に寄り添っていた あの夏の記憶さえあれば構わないと ありし日々の君を過ぎ去った季節たちに託して 君の瞳と大地の色彩 それは純真な始まりを告げる音色 物哀しいほどに温もりが溢れ 眼差すこの道の果てへと満ちてゆく ほんのりとしたこの哀しさを 永遠に2人抱きしめていたいー 高い秋空見上げて祈れば 葉っぱがひらひら落ちてきていた


女神 〜君の瞳と大地の色彩〜 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 804.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-08-19
コメント日時 2024-08-21
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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閲覧指数:804.8
2025/04/12 07時45分51秒現在
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    作品に書かれた推薦文

女神 〜君の瞳と大地の色彩〜 コメントセクション

コメント数(3)
青十字
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(2024-08-20)

この方は漢字と平仮名を確かに使い分けているが、まだまだ漢字が多く堅苦しさを感じる。もっとやわらげに仕上げたほうが読み手にとってやさしいと感じる。

1
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
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(2024-08-20)

それにしても大層なタイトルですね。なんだかモネの「日傘を差す女」を写し取るような言葉の情動だけを受けとめてしまいますね。詩に向かわせたものは切ない記憶の回想でしょうか。もちろん現代語で書かれてはいますが、恋愛感情を綴るその表現はゲーテの時代を彷彿とさせるように耽美的で、これも大仰なタイトルにはハマるといえばハマります。終わりに置いたニ行の現実感で情動を揺さぶる意図でしょうが、その恋愛感情の背景がよくみえてこないので、こちらの胸には情緒を誘う操作としては効いてこないですね。まだ未練があるのかただ憧れのままに終えたのか。それよりもこの失恋自体がよくわからない。べつに恋愛感情の詩を否定するわけじゃありませんが、ただ作者の記憶に残る回想を美しく読みあげている。という感想しか受けとめれない。仮に書き言葉だけの美しさを追求しようという意図ならば、徹頭徹尾読み手のこちらが涎を垂らしてしまうほどの悩ましい耽美的表現を読ませてもらってもいい。とは思います。

1
湖湖
湖湖
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(2024-08-21)

恋初めし日の麗しさ。真剣に人を愛すると心が磨かれる。

1

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