暗いところが好きなんです
やっぱり少しは怖いです
暗闇の隣りに立ってみて、
指だけそっと、触れてみます
私は、命を燃やしたことなんてありません
当然、焼身自殺をする気などございません
ですので、闇を照らしたりなど出来ません
だから私は、指だけそっと、触れてみます、ね
暗いところが好きなんです
やっぱり少しは寂しいです
それでもそれを受け入れたりして、
独りでずっと、知ろうとしています
指を伸ばす
暗闇だろうから、影にすら意味はない
私が在るだけでは何も、人は変わらない
見えないから手探りのままで、
それが少し怖いけれど、少し高揚もしてる
私の命は、光っていません
だから触れて、知るしかなくて、
独りでずっと、指をそっと、
暗闇の何かに、伸ばすしかないのです
作品データ
コメント数 : 6
P V 数 : 586.8
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作成日時 2024-07-15
コメント日時 2024-07-16
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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2024/11/23 17時22分38秒現在
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良い抒情を感じました。抒情が整然とした論理を持つのは難しいとも思いました。暗いところが好きな「私」は暗闇に比してどれくらいの明るさあるいは暗さで存在しているのでしょうか。
0コメントありがとうございます。 論理、ですか。書いている時はあまりそういった観点は意識していませんでした。 たぶん、この詩でいうところの「暗闇」は、「私」にとっての暗闇でしかなくて、自分本位の主観でしかないのです。 だから「私」も客観的に見れば、暗闇の一つでしかないのではないのでは、と思いました。
0じぶんを凡人というのは、おれは神だというのと同じだ。
0まあ、確かに、そう簡単に自分や人を「凡人」とか、そういった言葉で定義付けをしてしまうのって、自分を神だと名乗るのと同じくらいに烏滸がましいことなのかもしれませんね。
0これは、惜しいと思いますね。速水御舟「炎舞」という日本画の大家の絵があります。ご存じでしょうか。そのような雰囲気がイメージできたらイイねえ。ですね。凡人ですから、ね。これを終連の冒頭かどこかに挿入して、タイトルは暗闇に浮きあがるわずかな灯り(炎)を意味する言葉を置く。わたしはそのほうが佳いような気はします。
0追記 もちろん目の奥を照らし出すわずかな希望の灯り(炎)或いは目の前を過る一瞬の斜光ということでご理解願いたい。光あるうちに光の中を歩め。トルストイ
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