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恋の狂気 1歩手前 とどまり
B5のノートを拡げて おもむろに書く あなたの下の名前 ひたすらに書く 書いてる途中にふと気づく そうだ、あの人の上のお名前も知らない でも、一心不乱に書くの 嘘かホントかわからない下の名前 怖くてホントのお名前聞けないの 〇〇さん 〇〇さんって 名前を呼びながら書くの 切なくなって ただ傍にいたくって 悲しくなって 愛しくて触れたくなって 苦しくなって 壊されたくなっても 私は壊したくなくて ほら、ぜーんぶ 貴方の思い通りだよ あぁ、自分を差し出せた多幸感 何回も浸って、頭がおかしくなりそう それでも、 楽しそうに笑う優しい笑い声を思い出して どうにか正気を保った 自分でも気持ち悪くって、狂気に感じて怖いの でも、あなたのお名前で いっぱいになった見開きのページをみると できた かけた いっぱいかけた いっぱい貴方でいっぱいになったって いつも1人で笑ってるの 嬉しくて笑っちゃうの
恋の狂気 1歩手前 とどまり ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 457.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-30
コメント日時 2024-05-31
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
読み終わったときに、自分ごとのように恥ずかしくなりました。状況も心情とてもリアルに描かれていてすごいです!
0名前は魔術的な意味を持ちますね。 「でも、あなたのお名前で いっぱいになった見開きのページをみると」 こう言う行為の意義を思います。詩的行為とは言えないのかもしれませんが、詩へと通じようとする熱意は感じられました。
0タイトルに『恋の狂気 1歩手前 とどまり』と銘打っていますが、充分に狂っていると思いました。しかし、行動に移していないという意味では、確かに1歩手前であり踏みとどまっています。欲望を思い思いに書かれた赤裸々な作品は好みですが、ネット詩としては、わりと有り触れているスタンスであり、没個性化しやすいために難しい形式であると思います。僕がこの作品に感じたのは、話者の孤独です。想い人の名前をノート一杯に書き連ねる秘密の行為にも孤独を感じますし、それが本当の名前かどうかも定かではないということにも孤独を感じます。なぜこの秘密の行為が詩の形式を借りて露呈されることになったのかも、話者自身がその行為の虚しさを心のどこかで自覚しているからか、その秘密の行為を露出することにやはり話者の孤独を感じます。ただ、本当の名前かどうか分からない名前をノート一杯に虱潰しに長々と書き続ける孤独な熱量は侮れません。熱量が創造力を生むと思うからです。
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