あたし歩いてた 歩いてたのよ
あたしの人生の上をね
で、まぁそれなりに頑張ってたし?
このあたしには常に
スポットライトが当たってるわけね
特別才能があるってわけじゃないけど
特別美人ってわけじゃないけど
(ブスでもないけど)
そこそこのデスクワーク
そこそこのおまんま
そこそこの寝床で寝られるのよね
この道は疑いたくなるほど真っ直ぐで
それこそランウェイみたいなのね
永い永いカーペットの真紅が頬に移り
ニヤケが止まらないのね
茶店にて氷だけになった
コーヒーを前に幼馴染が一言
「あんた変わったね。」
お前が変わったんだよ、
お前が堕ちたんだよ
だりぃな僻みかよカスが
それにもしあたしが変わったんだとしても
何が悪いのさ、だって差し出せるもの
全て差し出してこの人生だよ?
そして幼馴染はタワマン2階
そして私はコーポ掃溜に帰る
振り返ると松の絵
違う違う違う違うあれ、
真紅のカーペットは????????
ほら、ふと、そこは能舞台
ほら、ふと、そこは能舞台
ほら、ふと、そこは能舞台
ミラーボールが降りてきて
私は踊らされるの
ほら、ふと、そこは能舞台
嘘なの。ほんとうよ。信じて
ほら、ふと、そこは能舞台
嘘なの。でも何が悪いのよ。
薄ら笑う面にほうれい線書き込んで
イタイババアを愛して。
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 594.3
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-26
コメント日時 2024-06-12
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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技巧 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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音韻 | 0 | 0 |
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閲覧指数:594.3
2024/12/22 15時25分03秒現在
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週刊世阿弥とかだったら読みたいな。世阿弥ってなんなんって思ったぼくって無知なんだなー。
1年増の女性の微妙な真理を読んだ作品です。 後半ある種の狂言に入るのは、狂気と正気の中間、余裕と貫禄、優雅と風情、それでいて侘しさを感じます。
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