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20歳までに死にたい
なぜ 漠然としている 毎日辛いわけではない ただ幸せな時に「ああ、死にたいなあ」と思う 20歳がタイムリミット 砂時計のようにさらさらと時が迫る 狭まる 私が私でいられる間隔がせばまる そして20歳になり「ああ、死ねなかったなあ」と思うのだ しかし、これまでの私は死んだのだ
20歳までに死にたい ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 765.2
お気に入り数: 2
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-05-23
コメント日時 2024-05-27
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
この文章量でここまで表現できるのはすごいです!
0三島由紀夫の仮面の告白なんかでも似たような感覚を書いていました。戦時中でもそうでなくても、自己喪失に因る、死と、生に対する問、境界の曖昧性ってあるはず。自分も時々そう思ったりするので、互いに共有すると、楽になるってわけでもないですが、不思議ですよね。
0ちょっと返詩を。 ではなぜに私が私でいなければならないのだ? 痛てえ! 体重300キロはある牛がいきなりどついてきやがった! ヤバイ! 痛て! 壁に挟まれ……ヤベ! 逃げれねぇ! あーもう、勘弁してくれ。 脇腹が凄く痛てえ。打撲だな。 ではなぜに私が私でいなければならないのだ? ん……? あ、分娩始まった! 早く、早く! 手を産道に入れて確認せな! 体位正常、バイタル確認。 体重40キロ以上あるな。 初産で産道が狭い。もしこのままなら獣医呼ばないと。 ではなぜに私が私でいなければならないのだ? モー 今度は牛が逃げてるよ! おい、ちょっと待て! どっから逃げ出したんだよ! …………捕まえたのはいいけど、あちこちめっちゃ汚れたな。 あーもう、仕方ない。 牛たちは近々食肉となって死んでしまうが、私が私でいるとは一切思わない。 死ななかったとも、死んだのだとも。 目の前に無限の今現在が、極限までのリアルがあるだけだ。 牛を、猫を、犬を、全力でかわいがってみてはどうですか? 皮膚の感覚を、全開にして。 頭の中で考えた死は頭の中の物。 痛みとヌルヌルとモフモフはそれと関係のない濃厚なリアルだ。 牛も、猫も、犬も、基本捨て去るべき恐怖は速やかに捨て去り、省みない。 漠然としたという何かは、たとえあっても牧草やチュールや骨のガムの前に消え去った。 この点において我らは劣ったのだ。この今を生きる面々に。 愛でましょう。こいつらは近々死んでしまうとも、全力でかわいい。 この頭の中の恐怖が消え去る程に。 さて、分娩の経過を見てから、片付けるか。 安産だといいなぁ。 私たちはしばしば自身の恐怖を手放す事を怖がります。なぜなら恐怖心が自分の一部になってしまっているので、自分の全体性が失われたように感じるのです。 システママスター ヴラディミア・ヴァシリエフ
0「毎日辛いわけではない ただ幸せな時に「ああ、死にたいなあ」と思う」 ってところが、めちゃめちゃ共感できて怖いです。考えたことがあまりなかったですけど、この気持ちって何なんでしょうね、、
0同じようなことを20歳前に考えていました。
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