針とカップはくるくる回る - B-REVIEW
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ことば

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花骸

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すごい

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針とカップはくるくる回る    

時計の針はチクタク進む 針は回るよクルクル回る 小さな子ども大人になった あらあら不思議あれ不思議 速さは一緒ほんとに一緒? 回る針はコーヒーカップ 誰のいたずら? クルクルどころかグルグル回る 他のカップも合わせて回る 頭クラクラ世界もグルグル グルグル回って頭は回らず あらあら…あらら? 本当は何がしたかった? 渦に飲まれた光と音の 気づけば自分を失った 回りすぎて思考は止まり 気づけば白いベッドの上で 色んな管に繋がれて 陽気な音楽カップも止まり 煌めく世界は眠りに落ちる 楽しい時間はもうおしまい 私の針は静かに止まる


針とカップはくるくる回る ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 557.8
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2024-05-02
コメント日時 2024-05-09
#現代詩
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:557.8
2025/04/12 13時05分24秒現在
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    作品に書かれた推薦文

針とカップはくるくる回る コメントセクション

コメント数(4)
シノハラマサユキ
シノハラマサユキ
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(2024-05-07)

「私の針は静かに止まる」、ぱっと読むと命の終わりに思えますが、よく考えるとそうではないかもしれないと思いました。心を入れ替えてというか、切り替えてというか、リセットというか、また何か新たなことの始まりとも読めました。底にいるということはあとはのぼるだけですからねえ。

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おまるたろう
おまるたろう
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(2024-05-07)

ブヴォっ。 >気づけば白いベッドの上で >色んな管に繋がれて この部分は詩ではない気がしました。詩に変換してほしかった。全体がよいだけに、おしい気がします。

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熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
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(2024-05-09)

針はクルクル、コーヒーカップはグルグル。この質量感覚がいいですね。そして、コーヒーカップは時計の針と違って、自分の力で回さないといけない。それにより回る速さがそれぞれ違う。私たちの時間は時計の針の進みではなく、それぞれのコーヒーカップの回りだと、的を得ていると思います。 おまるたろうさんも指摘していますが、コーヒーカップなので最後はストロー(だとおかしいですかね、銀のスプーン)とか他のものを出すか、ベッドの上で寝ながらもそこは遊園地内で、横を見るとコーヒーカップがまだ回ってる……みたいな展開、もっとひねってもいいと思いました。 所々にみられる、「小さな子ども大人」、「音楽カップ」というところをあえて区切らない部分も、リズムの意表をつく感じがしていいです。

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メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
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(2024-05-09)

ブラックホールに落ちてしまったのでしょうね。意識されてはいないのでしょうが、磁針のようにも受け取れるのでコリオリの力を幻想に見立てた。北半球では水の渦は反時計回り。南半球ではその逆ですね。そして赤道直下では、渦は巻かれずに吸い込まれていきます。つまり語り手はこの現象をコーヒーを飲みながら時計の針を逆戻りさせたわけだ。そして眠りから目覚めた途端に直下に吸い込まれる。ブラックホールの穴へ。夢のまた夢。そこ現実には作品を書いている作者しかいないわけです。

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投稿作品数: 1