また箱と出会った
箱は僕を大切にしまってくれる
どうしてこんなに大切にしてくれるのだろうか
僕はいずれ壊れるのに優しくしてくれる理由がわからない
箱はどんな僕でも受け入れてくれて暖かい布団をかけてくれる
いつも箱といるときは揺りかごに乗せられているようでとても穏やかな気持ちになる
うとうとしてきてそのまま眠りにつく
朝、目が覚めるとそこは知らない景色
君はまたどこかへ旅に出てしまったらしい
でも、次に出会ったとき君はまた姿を変えてしまっているのだろう
そして僕のことはきっと覚えてはいない
いや、きっと知らないのだと思う
僕の事は知らなくても君は僕に変わらず接してくれるだろう
今まで出会った君に例外はいなかったから
あぁ、今回も壊れなければいいな
また君と出会えますように。
作品データ
コメント数 : 10
P V 数 : 654.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2024-04-28
コメント日時 2024-04-30
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/26現在) | 投稿後10日間 |
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2024/12/26 21時58分24秒現在
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箱の中にいれば、醜い自分の心も収まるような気がします、僕は。なぜかというと、外の世界が 見えないから。でも、君はきっと、外の世界にしかいいものはないと知っていて、優しく プレゼントしてくれたのでしょう。邪魔がどうこう考えても、それはただの妄想で、 自分がするべきことに達するまで、優しい箱の中で、じっくりと考えることも必要なのでしょう。 いつかは、外へ出て、真なる願いしかかなわないと知るのでしょう。
1黒髪さん、作品へのコメントありがとうございます! よく作品を読んで考えてくださったことが伝わってきます。 まだ詩を書くのは初心者なのでこのように解釈してコメントまで頂けて自信がつきました。 今後も詩を書いていこうと思います。 読んでくださりありがとうございました!
1いろんな箱が思い浮かびますよね。親とか先輩とか、友達とか、お金とか。でも、ほんとうに大切なものはそれ以外なのかもなって。
1おまるたろうさん、作品へのコメントありがとうございます! 箱について色々な解釈が出ると思います。 同じ箱のように見えて実は違っていたり… 今後も詩を書いていこうと思っていますので愛読頂けると幸いです。 読んでくださりありがとうございました!
1「箱」って言ったら、大事なものを入れて保管するイメージが私にはあって、どっちかというと「私」が箱を大切にするイメージだったんですけど、今回の詩で「僕」が「箱」に大切にされてるって読んだときに、ちょっと意外に思いました。「箱」って本当になんなんだろうなって考えさせられました。何かを大切にすることによって私たちもその何かによって大切にされる(かのように感じる)こともあるのかもしれないなぁ、なんて考えたりもしました。
1「箱」が災厄の原因であるかのような、そんな感じに読めると思いました。箱と居る時は穏やかな気持ちになると言うフレーズから、あまり邪険に考えることも出来ない箱でしょうが、「君」とは箱の事だろうか、壊れやすい僕の存在と相俟って、君との出会いを待望する「僕」のこれからが、気になる詩だと思いました。
1ほりさん、作品へのコメントありがとうございます! 私自身ものの捉え方が少し違って… でも、その感性が他者へ良い影響を与えれているようで良かったです! 今回は読んでくださりありがとうございました!
0エイクピアさん、作品へのコメントありがとうございます! 僕とは何者なのか、君は箱なのか僕なのか、様々な視点があるかと思います。 言葉の端々からそれは何かを考えて頂けて私も作品も嬉しく思います! 今回は読んでくださりありがとうございました!
0読んだ後、「箱」ってなんなのだろう?と、ほとんどの人が思う。そういう取っ掛かりが上手に作られていると思います。ただ、そこから「箱」への想像が広がっていくように読み手を誘導し切れていない部分があり、「箱」という存在が(読み手の)近くにあるように見えて、実は遠く距離があり、作品が曖昧模糊のままに終わってしまったという感覚が残りました。作中で「箱」についての明確な答え(正体)を提示される必要は勿論ありませんが、例えば「箱」の外観を描かれてみられたり、「箱」側の視点を少し入れてみられるなど、「箱」に体温や温かみを感じられるような仕掛けが施されていると、書き手と読み手の齟齬が縮まり、読み手はまた違った印象が抱けるのではないかと思いました。
11.5Aさん、作品へのコメントありがとうございます! 感想だけでなくアドバイスまで頂けて嬉しく思います! たしかに箱については書いていませんでしたね…もう少し読み手のことも意識してみようと感じました。 今回いただいたアドバイスを次の作品へ活かしたいと思います。 今回は読んでくださりありがとうございました!
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