空色 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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空色    

照り返しの熾烈な光線に プリズムを当てて 虹 と喜ぶ声を捕まえようと 駆け出すが 蜃気楼に溶ける その先に本当は水溜りがあるのだろうが 鼓膜は破れている 湿度の高い畳の上で唱える 般若心経の真言は重力で落ちる 藺草に撫でられて 残った波形は 素足を滑らかに通過して わたしより少し前を走る そして 天球を突き抜ける 空の奥にずっと広がる 黒 その事実はあっても 見ている空は 青 月から反射された光線に 宿る信仰は何色かを ずっと考えている 振子に洗われた感情の先端が 摩耗してゆく そしてそれを 優しさと呼ぶことにした



空色 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1125.8
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-04-03
コメント日時 2024-04-10
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:1125.8
2025/04/12 14時12分52秒現在
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    作品に書かれた推薦文

空色 コメントセクション

コメント数(4)
おまるたろう
おまるたろう
作品へ
(2024-04-04)

作者さん、めっちゃかっこいい英語を喋りそうですね。

0
中沢
おまるたろうさんへ
(2024-04-04)

お読みいただきありがとうございます。であれば嬉しいのですが。笑

0
A・O・I
作品へ
(2024-04-06)

信仰心がろくにねえので共感はできませんが、夏の盆の光景でしょうか。空に対し感情をのせあらわすのは皆一度は行う手法ですが、これはどこか凡庸で、けれどそれがやさしさでもあって、すっと映えるものとして、この詩における必然をそつなく書いたものであるように見えました。綺麗だ、と思います

0
中沢
A・O・Iさんへ
(2024-04-10)

お読みいただきありがとうございます。 綺麗だとおっしゃっていただきとても嬉しく思います。

0

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投稿作品数: 2