別枠表示
欲望の翼
君が殻を少し剥いた時に見える 乳房の左下にある 滲んだタトゥー まだ僕はその意味を知らない 春前の空はティツィアノの絵画みたいで 彼女はソルヴェーグ・ドマルタンに似てる 光に魅入られた君はつま先を立て顎先を伸ばす まるで天使の迎えを待つ様 まだ早い気がする 止める権利はないけど もう少し待って 天使になった友達は今も君の話を聞いてくれる ただ僕らには聞こえないだけ 頷いてる 止める権利はないけど 待って欲しい 天使になった彼らは君を包んでる ただ僕らには見えないだけ 遠のく過去思い出 今があるだけ 知りすぎた身の丈 出かけることが減った ただ僕らには天使が見れないだけ 今を生きる僕らには天使に触れないだけ
欲望の翼 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 779.3
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2024-02-14
コメント日時 2024-02-26
項目 | 全期間(2024/11/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
失礼ですが、mud manさんってこんなにいい詩を書ける人だと思っていなかったです。 一連目の、視覚的な鮮やかさ、タトゥーとか、思わず見入ってしまいます。 天使を巡る欲求は、高まっていき、僕、僕らは今存在している。
1コメントありがとうございます。今までの自分では書けなさそう詩ができました。今朝、最近気になる女性の事を考えながら書きました!
1歌詞っぽいなと思いました。この言葉も歌われるようにいつか飛んでいくんだろうなと見送るような気持ちで読みました。
1コメントありがとうございます!というか歌詞です。是非、誰かに歌って欲しいです。ちなみに彼女は友人の多くをドラッグでなくしており、ふとすると光るものを眺める癖からインスパイアされました。
1ロマンティックな内容なのだろうと想像できますが、固有名詞が詩の重要な要素となっているので、読者を選ぶとと思いました。(わたしはティツィアノもソルヴェーグ・ドマルタンも知りませんでした…)
1コメントありがとうございます! この詩はポップスを意識して書きました。知らない固有名詞達はきっと貴方の人生をさらに豊かにしたくなるはずです。僕もそんな経験があります。また知っている人はより鮮明に絵を思い浮かべることができます。まぁここで言いたいのは知らない事の方が重要という事であり、この詩において必ずしも大切な要素ではないということです。
0>君が殻を少し剥いた時に見える >乳房の左下にある 滲んだタトゥー >まだ僕はその意味を知らない この部分の描写は、繊細で個人的な瞬間を捉えています。春前の空がティツィアーノの絵画のようであること、彼女の容姿にソルヴェーグ・ドマルタンへの類似性が表現され、その中で「君」が天使の迎えを待つ様子が描かれています。 >ただ僕らには天使が見れないだけ >今を生きる僕らには天使に触れないだけ この結びの部分は深い哀愁と共に、現実と理想、また過去と現在の隔たりを表現しています。天使の存在が見えない現実の中で、「今を生きる僕らには天使に触れないだけ」からは、過去の美しい瞬間や理想的なものには触れ難い現実を示唆していながら今を生きる力強さをも感じさせます
1欲望と天使、天使と翼、欲望と翼。空想上の生き物ですが、天使は。時には真剣に何グラムあるのだろうかとか、考えたりします。見れない天使、触れない天使。見たときは死ぬ時なのかもしれません。この詩から思ったことは、「見えないもの」がもし見えたら怖いんじゃないかと言う事と、もう見えている、見えた記憶を我々は慎重に消去しているのではないかと言う疑惑ですね。
1