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喜んでもらいたくて
きみに喜んでもらいたくて 先回りして用意したサプライズ きみに差し出すと きみからの意外な反応 僕が用意したものは きみが望むものじゃなかった 先回りしてサプライズすることじゃなかった きみが欲しかったのは 並んで 一緒に 顔を見合わせて 驚くことだった
喜んでもらいたくて ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 817.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-01-17
コメント日時 2018-01-27
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
もしかしたら無意識に呼び出されているのかもしれませんが、 ヨろこんで/ヨうい さプライズ/サしだす というように、よ、の音とさ、の音が重なりながら響き、 そこに きみに/きみから と畳みかけていく音感が素敵だと思いました。 〈先回りして〉驚くような「物」を用意したのに・・・さぞや喜んでくれるだろう、と思ったのに・・・さほどではなかった。むしろ、がっかり、あるいは困惑、されてしまった。その時きづいた、〈きみ〉が望んでいたのは、〈僕〉と並んで〈一緒に〉〈驚くこと〉だった、と。 2人で一緒に、驚くような体験をしたり、素晴らしい光景に出会ったり・・・そうした、共有することのできる思い出を共にしたかった、それが〈きみ〉の希望だったのでしょう。 この身近さの中で、同じ言葉や同じような意味合いの言葉を重ねていく効果について考えます。圧縮されて、何度も塗り重ねられるように印象が強く残る、ということであるとしても・・・ 先回りして用意したサプライズ きみに差し出すと きみからの意外な反応 きみが欲しかったのは 並んで 一緒に 顔を見合わせて 驚くことだった 事実、行為の配列の中から、語り手の気持ちがにじんでくるような、そんな描き方もあるかもしれません。
0この詩は難しいですね。5回くらいレス、五回くらい書き直してるんですが、読みこぼしてしまいがちな詩だと思います。 この詩の難しい所は、具体的な行為の内容が書かれてないんですね。先回りしてどのようなサプライズをしたのか、その結果君からどのような意外な反応を受けて、その結果として、「並んで/一緒に/顔を見合わせて/驚くことだった」になるのかというのは想像するしかないわけですから。どのようにの部分は読み手側が補給するしかないので、その点、僕にはサプライズの経験が乏しくて、そのサプライズ、自分で言うのもなんですが、成功してしまったもんですからね。 サプライズって基本的には良いことだと思うんですよね。でも僕がその成功したサプライズを計画した時、反対意見もありまして、僕はある団体に属していまして、サプライズの対象にある子を選んだ訳ですが、その子以外もその団体で頑張っているのに、なんでその子だけ特別に祝わないといけないのかみたいな話になったんですね。それを聞いてなるほどと思い、結構ショックだった後日譚があるのですが、そういう構図をここに当てはめてみると僕としてはこのように本作を読んだ事になります。 多分僕と君の結婚記念日みたいなのがあったんですね。で、僕は君を驚かそうとして計画してたんですよ。でも君側からしても僕の事祝いたかった。でもサプライズっていうのは一方的な展開しか生まない訳ですよね。という事は同じタイミングで君が僕の事を祝おうとしていたら、どうなるでしょう。僕の方から先にサプライズされてしまったら、君は僕に感謝するしかなくなってしまいますよね。それは君からすると「私の僕に対する感謝の気持ちもある事を忘れないで」と言う話になるのかなぁと。 僕から君に、という関係で終わってしまうサプライズから僕⇔君への双方向性を持ったサプライズを君は提案しているのかなぁと思いました。
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